「眞子さまはしっかり者」。秋篠宮家を古くから知る人はそう口を揃える。同時に「それでもこんなに強情だっただろうか」と首も捻る。小室家の金銭トラブルの対応に、自ら積極的にかかわってきたことも明かされた。眞子さまは、変わられたのだ。きっかけは、小室佳代さんというたくましき女性との出会い、そして憧れ──。
《女が1人で生きていくのは大変なので》
声の主は、小室圭さんの母・佳代さん。私は夫に早くに先立たれてなお、女手一つで圭を立派に育て上げた──語気を強めて話す口ぶりからは、そんな自負が感じられる。これは、2013年8月6日、佳代さんと元婚約者Aさんが交わした会話の音声データから、一部を抜粋したものだ。
小室さんは4月8日、佳代さんとAさんとの金銭トラブルについて28枚にも及ぶ文書を公表した。そこに書かれたのは、小室家側に「返済の義務はない」という主張。根拠は23回にわたって繰り返し書かれた、Aさんの「返してもらうつもりはなかった」という言葉だ。2012年9月13日に小室さんが録音したという。
しかし、その約1年後、冒頭の会話が交わされた場面でAさんは《最初から「このお金は使っていいですよ」と、入学金の一部から全部含めて差し上げますと言った覚えは、一言もない》と、小室家側の主張を覆す発言をしている。
そして、そんな重要なやりとりがされたその日の会話には、まだ続きがあった。いまに至るまで、皇室を大きく揺るがし続けている秋篠宮家の長女眞子さまのご結婚問題。会話は、そのきっかけとなった小室家の金銭トラブルの核心を突くだけでなく、「眞子さまはなぜ小室家の借金問題の対処に深くかかわられたのか」という謎を解く、大きなヒントになり得る。
以下、冒頭の会話を詳細に記す。その日、小室さん、佳代さん、Aさんの3人は、約400万円の返金について話し合いをしていた。
Aさん「それで、返す意図はないと」
小室さん「あ、すいません、あの、『返す』というか、もともと『贈与』を受けていると認識していますので」
佳代さん「婚約中のことなので」
生活費から学費まで自分たちを経済的に支えたAさんに、小室家は弁護士に受けたというアドバイスを主張する。
Aさん「最初から『このお金は使っていいですよ』と、入学金の一部から全部含めて差し上げますと言った覚えは、一言もない。ただ婚約している間だから、ぼくから動いたお金は『贈与』というのは成り立たないと思うんです」