スポーツ

3連単10万超え馬券を目指し未勝利戦から人気薄馬を読み解く

人気薄馬が勝つときの傾向はつかめるのか(イメージ)

人気薄馬が勝つときの傾向はつかめるのか(イメージ)

 誰もが夢見るものの、なかなか現実にならない“夢の馬券生活”。「JRA重賞年鑑」で毎年執筆し、競馬を題材とした作品も発表している作家・須藤靖貴氏は、夢の10万馬券を目指すべく、データを解析した。人気馬にからめる人気薄馬について考察する。

 * * *
 3連単払い戻し10万円超え893回(2020年1~12月)のうち、未勝利戦は235回。迫力配当の狙いをここに絞ってみた。3連単5頭ボックスで、上位人気馬2頭に人気薄3頭を絡める。この人気薄の選定である。

 未勝利戦の妙味は? 例外もあるが、どの馬もあまり走ってなく情報も少ない。人気薄ならば前走大敗も多い。かといって力がないとは限らない。短所のみならず長所も露わになっていない。馬脚を現わしてないから、「なんだ、走るじゃん」ってこともありそうなのだった。

 そんな馬が勝ったときの傾向がつかめれば面白い。前走大敗後に鞍上や芝・ダート、距離などを変え、そして勝ち切った。つまりはテコ入れの奏効である。

 未勝利戦235回のうち8番人気以下の馬が勝ったのは61回。そのうちなにも変えなかったのが9回。距離も芝・ダートも鞍上も大敗時のまま。自信があったんでしょうね。

 顕著なテコ入れは乗り替わりで36回。距離延長が25回、短縮は14回。ダート替わりは14回(芝替わりは2回)。

 足元が同じ場合、距離延長が20回。短縮4回。しかしダート替わりに限ると、距離短縮が10回で延長は3回。

 整理すると、やはり騎手乗り替わりは要注目。距離は延長が芳しい。ただし足元がダートに替わったときは短縮が良さそう。そして芝替わりはほぼ切ってもいいレベル。

 次に61頭の新馬戦の人気を見てみる。テコ入れしなかった9頭、さぞや上位人気が多いかと思ったが、3人が1頭のみで、あとは8人以下。テコ入れ馬でも新馬戦の人気に顕著な傾向は見られなかった。

関連記事

トピックス

過去の大谷翔平のバッティングデータを分析(時事通信フォト)
《ホームランは出ているけど…》大谷翔平のバッティングデータから浮かび上がる不安要素 「打球速度の減速」は“長尺バット”の影響か
週刊ポスト
16日の早朝に処分保留で釈放された広末涼子
《逮捕に感謝の声も出る》広末涼子は看護師に“蹴り”などの暴力 いま医療現場で増えている「ペイハラ」の深刻実態「酒飲んで大暴れ」「治療費踏み倒し」も
NEWSポストセブン
初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン