新型コロナウイルスの感染対策という点では、非対面・非接触、省人化が重要となる。それらを実現するために、強い味方となるのがロボットだ。最近では、「こんなところに!」と驚くような様々なシーンでロボットが活躍している。その最新事情を紹介しよう。
●建物・設備を点検し、体調不良の来園者の検知も行なう
『四足歩行ロボット』
【NTTコムウェア】※実証実験段階
四足歩行ロボットが人間に代わって公園内を点検する──3月、奈良の平城宮跡歴史公園でNTTコムウェアによる実証実験が行なわれた。ロボットは事前に設定された園内のルートを自動巡回して画像を撮影。AIが画像データを解析して、倒れる危険がある木を検知する。
過去には、落ちているゴミや転倒者を検知する実験も実施した。現在は約132ヘクタールの敷地内を職員が1日8時間、20km以上を歩き回って点検を行なっているが、実用化されれば公園管理の負担が軽減される。