平日の夜、『ニュースウオッチ9』(NHK)で一日の終わりに安心感のあるトーンで気象情報を伝えてくれる斉田季実治(45才)は、元ラガーマンであり、元報道記者の経歴を持つ。そんな斉田がお天気キャスターを目指したきっかけは?
「大学卒業後、北海道のテレビ局で報道記者をしていて、自然災害が起きた現場を取材することも多かったんです。そういう仕事をしているうち、災害が起きた後に報道するのではなく、未然に防ぐ仕事がしたいと思うようになりました」
理想のデートプランを問うと、「星や宇宙に興味があるので、天体観測に行きたいです。社会人になりたての頃は、よく友人と流星群を見に行っていました。『流星って何?』『なぜこの時期に見られるの?』みたいな説明を書いたA4のパンフレットを自作して持って行っていました」と照れた様子。
プライベートの過ごし方は、テレビとはまた違ったパパの顔も垣間見えた。
「休日は3人の子供と遊んでいます。もうすぐ運動会なので、公園で一緒に走ってトレーニングをしたり、料理をすることもありますよ。子供のリクエストで、カレーばっかり作っています(笑い)」
新連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK)の気象考証も担当。天気を通して読者に伝えたいこととは?
「ドラマの中でも言われているせりふですが、天気予報は未来を予測できるもの。よりよい未来にするために、天気予報を活用して、生活に取り入れてください」
【プロフィール】
斉田季実治/1975年10月3日生まれ。現在『ニュースウオッチ9』(NHK)で気象キャスターを務め、『おかえりモネ』(NHK)の気象考証を担当。著書『新・いのちを守る気象情報』(NHK 出版新書)が発売中。
撮影/中村功
※女性セブン2021年5月20日・27日号