コロナ禍でバイトを辞めざるをえなくなったという人も少なくないだろう。それは同情すべきことではあるが、バイトが無くなった結果、親に依存するようになり、挙げ句の果てに“モンスター化”する子供もいるという。そんな状態に陥った21才の息子に怒り爆発させたのは、49才の主婦Aさん。彼女が息子にとった行動とは? Aさんが告白する。
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小さい頃はかわいくても、大学生にもなると、粗大ゴミみたいじゃありませんか? 息子って。え? うちだけ?
21才のうちの息子は、何事にもやる気がなくて、毎日ゴロゴロゴロゴロ……。授業もリモートのせいか、ほとんど受けていない様子。
今年は就職活動だっていうのに、焦る様子も準備する様子もなく、毎日お菓子を食べながらゲーム三昧。コロナ禍で飲食店のアルバイトを解雇されてからは、探しもしないくせに、
「どうせ雇ってもらえない」
と、働きにも行きません。家にいるならせめてもと、「風呂上がりに床を拭く」「リビングでお菓子を食べたら袋を片づけ、食べカスの掃除をする」という2つだけでもするよう、約束をさせたのですが、これすらやらず、あろうことか、
「っつーか、それくらい母さんがやれよ、専業主婦だろ」
などとほざいたんです。これにはさすがに怒り心頭。そこで、私も考えました。風呂の床が濡れていたら、息子のお気に入りの高級シャツで拭き、そのまま洗わず放置。ピンク汚れを、こびりつけてやりました。さらに、ソファの隙間に挟まったお菓子のカスはすべて回収して保存。ある程度たまってから、
「母の怒りを食らえ!」
と、寝ている息子の顔の上に振りかけてやりました。
さすがにこれには驚いたようで、居間でお菓子を食べなくなりましたが……。かといって積極的に掃除をするわけではないので、もうそろそろしたら、またぶっかけようかと思っています。
取材・文/前川亜紀
※女性セブン2021年6月3日号