雨が続く憂鬱な梅雨時。テレビのお天気情報をチェックする機会も増えるだろう。2020年から昼前の『ストレイトニュース』、夕方の情報番組『OH!バンデス』(ともにミヤギテレビ)に出演中のお天気キャスター・大和田彩可さんは、気象予報士だけでなく、看護師、防災士の資格を持つ。
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看護師から気象予報士を目指したきっかけは、故郷の岩手県大船渡市も津波で大きな被害に見舞われた東日本大震災でした。防災情報や避難に必要な情報が不足していたことから、情報を正しく伝える重要性を痛感し、気象予報士になる決意をしたのです。
看護師として働きながら勉強時間を確保するのは大変でしたが、激務の日でも1時間は必ず勉強するようにし、27歳の時に試験に合格することができました。
民間気象会社を経て、昨年10月からミヤギテレビの平日の番組に気象キャスターとして出演しています。先日の黄砂予報の日は呼吸器・循環器が弱い方に注意を呼びかけましたが、防災・減災情報とともに、健康を守る情報を伝えられる“お天気ナース”になりたいですね。
【プロフィール】
大和田彩可(おおわだ・あやか)/年齢非公表。岩手県出身。看護師として東大病院などに勤務。2018年、気象予報士の資格を取得。2020年から昼前の『ストレイトニュース』、夕方の情報番組『OH!バンデス』(ともにミヤギテレビ)に出演中。防災士の資格も持つ。
取材・文/上田千春 撮影/内海裕之
※週刊ポスト2021年6月4日号