ヘア&メイクアップアーティスト山本浩未さんが、オトナのための美容情報を紹介。今回は、拡大鏡を使ってメイクのアラをチェックする重要性を紹介します。
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大人がうまくメイクできない理由の1つが、「よく見えてない」から。たとえば、大人に大切な清潔感の大敵になるムラやヨレ、メイクの溜まりを見逃してしまうのも、よく見えてないからなんです。
ちゃんと見るためにいつも私が言っているのが、拡大鏡を使うこと! なかでも断然10倍鏡がおすすめです。もちろんメイクするときは、普通の鏡と10倍鏡の2つが必要。私は10年以上愛用する、2つがセットになった手のひらサイズのお気に入りがあるのですが、2年ほど前に製造中止になってしまったの(涙)。周りからも「あれ欲しい!」という声が多くて、同じようなものを探していたところ、とうとうよいものが見つかりました!
KOBAKOの『コスメティックミラー』は、普通の鏡と10倍鏡がセットになっていて、しかもLEDライトが付いてるの。この「女優ライト」の効果で、女優みたいに目の中にキラキラのお星様ができるんです(笑い)。
この鏡、以前から人気でしたが、リニューアルして表面がマットな材質になったことで指紋などの汚れがつきにくくなったし、手触りもやわらかくなったので、「これなら皆さんにおすすめできる!」と思って今回ご紹介しました。
使い方のコツは、細かい部分は10倍、全体を見るときは普通の鏡と使い分けること。たとえば眉を描くときは、始めに普通の鏡で見ながら背骨となる中心のラインを決めたら10倍鏡を見ながら上下を肉付けし、途中は普通の鏡で全体のバランスチェックという具合。
仕上げに10倍鏡で、眉尻が2本線になってないか、マスカラが変なところについてないか、口紅のラインははみ出てないかを確認。こういうところに清潔感が表れるんですよ!
「10倍鏡を見るとしわやシミがはっきり見えるからイヤ!」という声も聞きますが、そんなの当たり前! その真実をしっかり見てメイクすることが、キレイの近道なんですよ!
【プロフィール】
山本浩未(やまもと・ひろみ)/ヘア&メイクアップアーティスト1964年生まれ。「今すぐ実践できる」を発信する、メイクの第一人者。
※女性セブン2021年6月3日号