日々の生活に欠かせない天気予報。わずか数分のお天気コーナーのために気象予報士は朝早くから、あるいは深夜から気象庁の天気図を解析し、原稿を書き、その日の天気予報に応じた画像を準備する。気象キャスターとして出演する人も多い。
今回は、新潟テレビ21の平日夕方の情報番組『スーパーJにいがた』のお天気コーナーを担当している気象予報士の田中美都さんに密着した。
午前10時半に出勤後、前日に出した予報が当たっていたかをチェックすることから仕事が始まり、本番まで緊張が続く。
13時から、番組ディレクターと念入りにオンエアに使う画像やテロップ、ワンポイントアドバイスの打ち合わせを行なう。15~16時はヘアメイク。
「メイク中に本番で使うイラストを考えることも多いですね」(田中さん。以下同)
16時頃からは画面を確認。
「この時点で再考、必要に応じて予報を修正します」
17時から本番直前までリハーサルが行われる。
気象庁の天気図をプリントアウトし、気圧や暖気・寒気などを色分けしながら解析を進め、予報する。本番30分前、その日の天気のポイントをイラストとともに色鉛筆とポスカで一気に描き上げる。
「登場するキャラクターは、お米の妖精で『こめこ』と名付けています(笑い)」