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開港、渋沢栄一など、日本経済の発展を感じられる「横浜歴史スポット」

経済の歴史を感じられる横浜のスポットを紹介

歴史を感じる横浜

 1854(嘉永7)年に日米和親条約が調印され、横浜港は1859(安政6)年に開港した。以来、横浜の街は居留地時代、外国貿易の拡大、関東大震災、戦争といった様々な時代を経て発展を遂げてきた。そして今、横浜市中心部を再生させ、活性化させる壮大な都市計画が進行している。

 中でも桜木町・みなとみらい21エリアは、先ごろ開業したヨコハマエアキャビンなどの新施設や観光スポットに加えて、LEDでドームのパネルそのものが映像を映し出す日本初の方式を採用したプラネタリウムが入る「横濱ゲートタワー」など開業予定の施設も目白押し。時代は常に激動に晒され都市景観の変貌は止まないが、開港から現代に至るまでの歴史と文化が温存されている横浜の魅力は計り知れない。

 行政機関や企業が集積する中区は、山下公園や港の見える丘公園、横浜中華街、元町、伊勢佐木町などの繁華街や観光地だけでなく、名所旧跡や遺構が数多く点在している。

 中区海岸通1丁目1番地に位置し、国際都市へと至る発展ぶりを見届けてきた横浜の象徴である大さん橋をはじめ、製糸・生糸貿易で財をなした原三溪が造りあげた三溪園、関東大震災からの復興のシンボルであり、戦後の日本の行方を見守ったホテルニューグランドなどを訪れてみれば、往時の横浜を感じ取ることができるだろう。

 では、経済の歴史を感じられるスポットを紹介しよう。

■横浜赤レンガ倉庫

1911年、国の保税倉庫として建設された。終戦後、アメリカ軍に接収され港湾司令部として使用。90年代からは横浜市が保存・活用に着手、現在は文化施設と様々なショップが入る商業施設となり憩いの場になっている

横浜赤レンガ倉庫

 1911年、国の保税倉庫として建設された。終戦後、アメリカ軍に接収され港湾司令部として使用。1990年代からは横浜市が保存・活用に着手、現在は文化施設と様々なショップが入る商業施設となり憩いの場になっている。

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