英王室を離脱したヘンリー王子の告白が大きな反響を呼んでいる。5月21日に配信が開始されたアメリカのネット番組でヘンリー王子が明かしたのは、妻・メーガンさんの苦悩だった。英王室時代のメーガンさんが世間の批判にさらされ苦しんだこと、妊娠中には自殺まで考えたこと、そして、英王室からのサポートがなく「無力感を抱いた」ことなどが明かされた。
英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんは、ヘンリー王子の「変化」について次のように語る。
「結婚前のヘンリー王子は、英王室批判をするなど考えられない人物でした。祖母エリザベス女王からの愛を一心に受けて育ち、自身の王室への愛も深かった。それがいまや人格が変わったかのように王室批判を重ねています。英国民や王室よりも自分たちのプライベートを優先する“メーガンファースト”の姿勢に変わったのです」
イギリスではヘンリー王子について、「メーガンさんの指示通りに動く『操り人形』」と揶揄する声もあるという。メーガンさんがアメリカのテレビ番組でインタビューに答えたのは3月7日。それから3か月も経たないうちに、ヘンリー王子がメーガンさんの発言を裏付ける告発をしたのも、メーガンさんの意向通り、計画通りとみる向きもある。
こういった行動の影響を危惧しているのは日本の宮内庁関係者だ。宮内庁内では、ヘンリー王子の告発に、秋篠宮家の長女・眞子さまの婚約内定者・小室圭さんが触発され、“眞子さまとの愛”を暴露したり、皇室批判をしたりするのではないかと不安の声が上がっているのだ。
愛する人のために尽くして動くヘンリー王子の姿は、いまの眞子さまとどこか重なる。小室さんは4月、母・佳代さんの金銭トラブルについて説明した文書を発表。その翌日には、皇嗣職大夫の「眞子さまのご意向が大きかった」という言葉によって、眞子さまの小室家のトラブルへの“介入”が明かされた。
「いまや眞子さまはすっかり“小室家の一員”です。皇室より自分たちの『私』を優先される“小室家ファースト”の姿勢。秋篠宮さまとたいへん仲のよい“お父さん子”だった眞子さまがそこまでお変わりになったのは、紛れもなく小室さんの影響でしょう」(皇室ジャーナリスト)
大きな「変化」を遂げられた眞子さま。小室さんが結婚後にアメリカで告発をするとしたら、その大きな支えとなることは間違いないだろう。いつか眞子さまの支えのもとで、すべてを暴露できる─—そんな自信があるからこそ、小室さんはいまも沈黙を貫けるのではないだろうか。
※女性セブン2021年6月17日号