京王プラザホテル開業から50年 西新宿“天空競争”の半世紀を追う
都内有数の規模を誇るオフィス街となった西新宿の現在(時事通信フォト)
1970年頃撮影。地上47階、高さ約170メートルの京王プラザホテルが開業した当初、周囲はほぼ未開発で圧巻の存在感を誇った。開業初日は1万700人の入場者が新宿駅まで行列を作ったという(写真提供/京王プラザホテル)
1970年撮影。開発予定地で行なわれた野球大会。道路の先に開業前の京王プラザホテルが見える(写真/新宿区立新宿歴史博物館)
現在、少年野球の行なわれていた場所は中央通りが走る。京王プラザホテルをはじめ、西新宿に進出した企業が協力して街づくりを進め、車道と歩道の完全分離や公共駐車場の設置などを実現した
1970年4月に行なわれた京王プラザホテルの上棟式。日本一の超高層ビルにふさわしく、祝賀パーティには1000人が招かれた(写真/京王プラザホテル)
新宿駅西口に建設中の小田急百貨店。1962年に開業し、1967年には「小田急ハルク」としてリニューアルオープンした(写真/新宿区立新宿歴史博物館)
現在の小田急ハルク。小田急電鉄は昨年、新宿駅西口に地上48階、高さ260メートルの商業施設を建設する計画を発表した
最盛期には300軒が軒を連ねた新宿西口商店街。1959年頃に再開発によって規模を大幅に縮小した。常連客から親しみを込めて「しょんべん横丁」と呼ばれた飲み屋街は、現在も昭和レトロな店舗とともに、その姿を残す(写真/新宿区立新宿歴史博物館)
1985年に移転が決まった東京都庁舎は、88年に着工。独特の佇まいは建築家・丹下健三設計によるもので、高さ243メートルは当時の日本一を誇った(写真/新宿区立新宿歴史博物館)
第1本庁舎の展望室は今も観光名所として人が絶えない
1976年に竣工した損保ジャパン日本興亜本社ビル(中央)。42階の眺望とともにゴッホの「ひまわり」などが楽しめる美術館が昨年7月、「SOMPO美術館」としてリニューアルオープンした