スポーツ

全米女子制覇の笹生に師匠ジャンボが驚いた「太ももとお尻」

快挙達成!(時事)

快挙達成!(時事)

 女子ゴルフの世界最高峰となるメジャー大会「全米女子オープン」で、日本人の父とフィリピン人の母を持つ笹生優花(19)が優勝を果たした。通算4アンダーで並んだ畑岡奈紗(22)とのプレーオフで競り勝った。優勝インタビューで「日本とフィリピンのファン、友達にありがとうと言いたい」と喜びの涙を流した笹生は、日本ゴルフ界の重鎮、ジャンボ尾崎(74)の門下生でもある。

 メジャー制覇の快挙に師匠であるジャンボは、「今回の優勝は彼女の育ってきたつらい環境をバネにした何くそ精神のたまものだ」と祝福のコメントを寄せた。ジャンボ門下生では近年、原英莉花(22)や田村亜矢(24)がブレーク。女子ジュニアの育成に力を入れるジャンボ尾崎ゴルフアカデミーに2019年に入門したのが笹生だった。

「その年のフジサンケイレディースに出場した時、原英莉花と練習ラウンドが一緒になり、その際にジャンボの長男で原のマネージャー兼キャディを務めていた尾崎智春の目に留まったのです。その声掛けで巨大な練習施設が併設されたジャンボ邸を訪れ、ドライバーを打ち始めた笹生を見て、ジャンボは“原より飛ぶぞ”と驚いたそうです。笹生は父親の指導で両足に250グラムの重りをつけてランニングしたり、自転車をこいだりしていたというが、そのパワーがジャンボに評価され、すぐに門下生になった。飛距離は天性のものだというのがジャンボの持論だから、そのお眼鏡にかなうというのはめったにないことだった」(ゴルフジャーナリスト)

 今年2月のアカデミーのセレクションでは、ジャンボは笹生の指導について質問を受けてこう答えていた。

「もう一人前だからね。なにも言うことはない。自分で頑張ればいい。女子の中であれぐらいパワフルなスイングができる選手は今までいなかった。ファンに見て楽しんでもらえばいい。“女タイガー”と言われているようだけど、本人は“女マキロイ”と言われたいみたいだね。実際、マキロイのスイングに似ている。女子のヘッドスピードや体力では難しいと思っていたが、すべて努力だね。女子であんなにやれるとは思わなかった。あんな選手が出てくると、他の選手がまた努力するんじゃないのかな」

関連記事

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト