朝の情報番組の低迷が続くTBSがついに動いた。9月で終了する『あさチャン!』の後継番組を、局のエースである安住紳一郎アナ(47)が担当すると発表されたのだ。
「安住アナは現在、『ぴったんこカン☆カン』『新・情報7daysニュースキャスター』『安住紳一郎の日曜天国』など5本のレギュラーを抱えている。ここに朝の帯番組が加われば“週7日間生放送”という超過密スケジュールです。それでも“最後の切り札”として抜擢されたことを意気に感じており、ヤル気マンマン。すでに各局の朝番組をすべてチェックして研究を重ねているらしい」(TBS関係者)
その“ヤル気”に戦々恐々としているのが、打ち切りが決まった『あさチャン!』に出演中の野村彩也子アナ(23)だ。狂言師・野村萬斎(55)の娘としても知られる野村アナは、入社2年目ながら現在、『王様のブランチ』など看板番組9本のレギュラーを抱える売れっ子。
TBS内でも、「育ちがよく嫌みのないキャラで大物芸能人にもひるまない真面目な仕事ぶりから、『ウチでも起用したい』というスタッフが多い」(別のTBS関係者)と好評価だが、一方でこんな弱点があるという。
「どうも朝が苦手みたいです。野村アナが天気を担当する『あさチャン!』は朝6時スタートのため、4時の局入りが基本ですが、彼女は5時頃に慌ててスタジオ入りすることも少なくない。ある日は5時を過ぎても姿を見せず、心配したスタッフが携帯に電話をしてもなかなか連絡がつきませんでした。結局、オンエア直前にスタジオ入りし難を逃れましたが、何でも“目覚ましをかけたけど寝過ごしてしまった”とのことで、放送後の野村アナは平謝りでした。
真面目で仕事第一主義の安住アナは時間に厳しい。安住アナにとって大勝負となる『あさチャン!』の後継番組でも引き続き起用されるためには、野村アナはもう絶対に遅刻できない状況です」(同前)
好事“睡魔”多し。
※週刊ポスト2021年6月18・25日号