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綾小路きみまろが選んだ夫婦川柳 「巣ごもり夫婦」の笑いと悲哀

巣篭もり夫婦の悲喜こもごもを川柳で味わう

巣ごもり夫婦の悲喜交々を川柳で

 最近、ひざがコキコキ鳴るようになって、古希(70歳)になったことを痛感している綾小路きみまろです。「潜伏期間30年!」で52歳になってからメジャーデビューした私の芸歴の中でも、新型コロナ禍のような深刻な影響を受けたのは初めてでございました。私の漫談ライブも、一時は中止や延期に追い込まれましたが、感染予防対策をとりながら、徐々に再開しています。最近は、東北や四国のほうにも行ってまいりました。皆様、このような状況の中でも会場まで足をお運びいただいて、ほんとうにありがたいことだと感謝しております。

 皆様、感染予防第一で十分気をつけてお過ごしのことと思いますが、コロナ対策でテレワークやステイホームが呼びかけられるようになると、それぞれのご家庭でのご夫婦の過ごし方も以前と変わってきたと思います。そんな新しい生活様式を始めているご夫婦を題材にした「夫婦川柳」の新作をご紹介したいと思います。題して、「巣ごもり夫婦」川柳あるあるです。

「自宅で仕事ができていいなぁ」という声もあるテレワーク。そのせいか、「なりたい職業ランキング」で「会社員」が1位になったこともニュースになりましたが、おうちの中では、微妙な「圧」がかかっているようです。

【今日も在宅(ウチ)? 明日もいるの? 妻の圧】

 さらに、残業がなくなり、自粛で「会社帰りの一杯」もなくなったお父さんには“我が家のコストカッター”奥様の厳しい仕打ちが……。

【「自粛でしょ!」 女房に睨まれ 小遣い減】

【家飲みの ダンナに要請 「時短でしょ!」】

 そんなご主人、接待を受けた官僚の「飲み会を絶対断らない」という“迷言”にもムカついています。

【オレだって 断らないけど カネがない(泣)】

 奥様も、ご主人が在宅勤務で、ずっと家にいるのがストレスになっているようです。

【ずっといる… 今日もダンナが ずっといる…】

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