「特別なことはしていないので、私でいいんでしょうか」。『女性セブン』の取材にそう謙遜する森尾由美(55才)だが、年齢を感じさせない若々しさは、早起きだけが理由じゃないはず。
「本当に、体重の増減には無頓着。2人の娘たちから『ママはテレビに出る仕事なのに危機感がない』と怒られ、夫からは『体重計に乗ってみて』と抜き打ち検査が入る。彼らのチェックと犬がいなければ、どうなっていることやら……」と、笑う。
ずっと同じ体形を維持しているように思えるが、約10年暮らしたアメリカから帰国した2014年、40代半ばで急激に太ったという。
「アメリカでは、子供たちの栄養バランスや摂取量を細かく管理し、夕食は遅くとも夜8時半に済ませていました。それが、結果的に自分のためにもなっていたんですね。日本に帰ってきて、好きな時間に好きなものを食べていたらみるみる体重が増え、さすがの私も『これはマズイ』と焦りました。運動が好きではないので、まずは食生活を見直そうとアメリカ時代の“夕食は8時半まで”に戻したんです」(森尾・以下同)
食事制限は設けずとも、これで徐々に体重はダウン。いまも夕食時間は守っている。
現在、夫はアメリカへ単身赴任中、娘たちも独立し、ひとり暮らしをしている。
「朝食はご飯と野菜スープ、焼き魚、ヨーグルトやフルーツを摂ります。昼はつなぎのおにぎりを食べる程度で、早めの夕食へ。年齢を重ねて食べる量が減ったので、量は意識せずに食べたいものを食べています。ただ、自分ひとりのために作る料理はせいぜい2品。そこにお総菜を1品買ってバランスを取っています。娘たちから『発酵食品は摂るように』と、指導が入っているので(笑い)、3年ほど前からぬか床も始めました」