本州の最西端の小さな港町が今、ちょっとした騒ぎとなっていることをご存じだろうか。ツイッターなどのSNS上で、「#下関」、「#幽遊白書」と、一見、何の脈絡もない2つのワードで検索をかけると、一般人の目撃ツイートが次々と流れてくる。
昨年12月にNetflixで実写ドラマ化されることが発表された、平成初期の大人気漫画「幽☆遊☆白書」の大規模なロケ撮影が、6月から山口県下関市で始まっていた。とにかく、今が旬のイケメン俳優がこぞって出演するだろうとささやかれていた同作。SNSの目撃情報では、俳優業だけでなく、バンド「DISH//」でも楽曲「猫」を大ヒットさせて、女子中高生に圧倒的人気を誇る北村匠海(23才)、さらに志尊淳(26才)らの目撃談が続出しているのである。
ある映画関係者は「主人公の浦飯幽助役が北村さんだと見られています。漫画・アニメで女性人気の高いキャラクターだった、仲間の蔵馬に志尊さん、そして飛影には本郷奏多さん(30才)が決まったと言われていますね」と話す。
旬のイケメン俳優たちが集まったことで、ちょっとしたトラブルになっているという。
ある映画制作会社幹部は「下関駅そばの今は廃れてシャッター街になっていた竹崎長門市場を、莫大な製作費で丸ごとセットに作り替えて撮影しているそうなんです。ところが、ネットの情報を見た女子中高生たちが殺到してしまい、撮影が一時中断するトラブルにもなったというのです」と話した。
キャストが未発表の段階で、図らずも目撃情報でキャストが漏れ伝わってしまった今、早くも敵役が話題になっている。個性的なライバルが多く登場した「幽☆遊☆白書」の中でも、物語の前半で立ちはだかった強敵は、暗黒武術会編の決勝で戦った戸愚呂兄弟だ。