6月11日に主要7か国首脳会議(G7サミット)が開幕。東京五輪に関して、全首脳が開催を“支持”した。開催に向けて大きく前進したことで、ソワソワし始めている人たちがいる。嵐のファンである。
というのも嵐は2019年にNHK東京五輪スペシャルナビゲーターに就任していた。しかしその後、開催が延期されたことで、その役割を全うする前に、活動休止に入ったという事情がある。
もちろんファンもそのことを忘れておらず、最近、SNS上では、
《嵐は結局オリンピックのとき復活しないの?》
《嵐はオリンピックで再結成するの???》
という期待の声が増えている。当のNHKはどう考えているのだろうか。NHK関係者は次のように明かす。
「5月19日に行われた放送総局長会見で、嵐の出演について聞かれた際、『現時点ではまだ決まっておりません。今後決まり次第お伝えします』と、肯定も否定もしないという煮え切らない返答でした。開催未定とはいえ、開会式の予定日が迫ってきているので、最終結論に向けて水面下で動き出しています」
そんななか、1つの案として浮上しているのが、メンバー個々の状況を鑑みて出演するというものだ。
「可能性がいちばん高いのは相葉雅紀さん(38才)ではないでしょうか。うちの局で2016年から五輪出場を目指すアスリートを応援する番組のMCを務めていた縁があります。アスリートとも面識がありますし、強みを生かすことが可能です」(前出・NHK関係者)
もう1人、名前が挙がっているメンバーがいる。櫻井翔(39才)だ。
「櫻井さんは『news zero』(日本テレビ系)に出演していることもあって日テレのカラーが強いですが、日テレは東京五輪中継のMCに明石家さんまさん(65才)、上田晋也さん(51才)、有働由美子さん(52才)を起用することが決まっています。櫻井さんはキャスターとして豊富な五輪取材経験があります。NHKの五輪番組出演への障壁はないでしょう」(前出・NHK関係者)
さらに、NHKとのつながりで出演する可能性があるメンバーがいるという声もある。
「松本潤さん(37才)は2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の主演に決定しています。大河主演はNHKの顔でもありますし、日本の顔でもある。出演することも考えられるでしょう」(別のNHK関係者)
しかし、残りの2人については出演の可能性が聞こえてこない。
「二宮和也さん(38才)は、最近MC業やYouTubeなどで多忙な日々を送っています。第1子が生まれたばかりで育児も頑張りたいとの報道もあるので、出演はまったく読めませんね。休養中の大野智さん(40才)は、いちばん出演が難しいと思います」(芸能関係者)
コロナという誰も予想ができなかった不測の事態ゆえ、嵐のメンバーもNHKも困惑しているというのが実情なのかもしれない。
「NHKの東京五輪のテーマソングは嵐の『カイト』のまま。この曲が流れるのは間違いありませんが、5人が揃うことは難しい。NHKとしては、開催の可能性が高まったことで、大野さん以外の4人の出演交渉を、より真剣に進めている最中でしょう」(前出・NHK関係者)
NHKに聞くと、
「東京オリンピック・パラリンピックをどのようにお伝えするかの全体像を検討するなかで、スペシャルナビゲーターについても検討しています」(広報局)
との回答だった。五輪開催の可否が決まる頃、嵐の再集結の結論も出ているのだろう。
※女性セブン2021年7月1・8日号