6月18日発売の「週刊ポスト」は、グラビア大増ページの特大号。菅内閣は追及を恐れて国会を強引に閉会し、世論も専門家の声も無視してオリンピック強行開催に暴走しているが、政府・与党の目が曇れば、国の行く末は危うくなる。政府の試算でも五輪開催で感染者は1万人増えるとされており、日本のコロナ致死率1.8%を掛ければ、内閣の「決断」によって180人の命が犠牲になる。「国民180人殺してオリンピック開催」という暗黒ニッポンに、さらなる災厄が降りかかろうとしている――。
今週の見どころ読みどころ
◆<スクープ>林眞須美・死刑囚の夫が告白「あの橋は家族の思い出の場所」
日本中に衝撃を与えた林死刑囚の長女の飛び降り死。その娘2人も犠牲になった。23年前の事件から、家族はどのように生きてきたのか。夫の健治氏が本誌取材に答えた。事件前まで贅沢な暮らしをしていた林家では、家族で海外に出かけることも多かったという。そのたびに通った関空連絡橋は、子供たちにとっては楽しい時間の象徴だった。その場所から、長女はなぜ身を投げたのか――。
◆小室圭さんに費やされる税金は総額5億8240万円
留学していたニューヨーク州の司法試験を1か月後に控えた小室圭氏は、その後もニューヨークに留まり、眞子内親王と結婚する場合も海外生活になるという観測が強まっている。一方で、二人の結婚に反対が多い国内世論では、結婚にあたって税金から支給される1億4000万円の「一時金」への批判が強い。しかし、本誌の調べで結婚に費やされる税金はその数倍に当たることがわかった。
◆有観客と決まってもいないのに100万円セレブ五輪チケット「大売出し」
「専門家の意見を聞いて」と繰り返す菅首相は、実はすでに「観客をバンバン入れて五輪を開催する」と心に決めている。そうでなければ政権を延命できないからだ。国民の命より権力を選ぶ総理大臣というのは恐ろしい限りだが、それを証明する事実が判明した。高額のプレミア五輪チケットが、一部の富裕層向けにセールスされていたのである。人気競技の特等席での観戦、国際的シェフによるグルメ料理、厳選されたシャンパン、日本酒、ビールの提供などが謳われている。その一方で国民には、“五輪が終わるまで家でおとなしくしていろ”と求める政治って……
◆日本に降りかかる「中国」という災厄
コロナの発生源となりながら、いち早く感染を抑えた中国は、欧米諸国や日本がコロナ禍に苦しむのを横目に、途上国にカネやワクチンをバラ撒いて覇権を拡大、さらには南シナ海、東シナ海では武力による島嶼占領の野心まで見せている。ようやくG7がそうした中国の横暴と国内での人権侵害に対抗する姿勢を示したが、メンバー唯一の隣国である日本には、すでに赤い魔の手が伸びていた。原発事故を隠して放射能を漏洩させ、世界の食料を買い占めて高騰を招いている。日本の観光地では高級旅館を買い叩く中国資本家が暗躍し、台湾への人道的ワクチン提供まで妨害しようとする。そして、コロナの「武漢ウイルス研究所からの流出疑惑」に新たな証拠が見つかった。
◆夢のアルツハイマー治療薬「アデュカヌマブ」いつから、いくらで使えるか
日米共同で開発し、アメリカで承認されたアルツハイマー治療薬「アデュカヌマブ」は、日本でも早ければ今秋にも承認されると見られている。問題は、一般国民がすぐに使えるようになるかどうかだ。残念ながら薬価は高く、年間治療費は600万円にのぼるとされる。値下がりする可能性はあるのか、保険適用はされるのか、どんな症状の人が使えるのか。国民の関心と疑問に答える。
◆人気女子アナ24人 婚活&合コン完全相関図
カトパンこと加藤綾子アナの結婚で注目された、お相手の「一般男性」。年商2000億円のスーパーマーケット・チェーンのオーナー経営者であることが判明したが、実はTBSの出水麻衣アナとも交際歴があり、「女子アナ界」では有名な合コン常連者だったという。華やかな仕事でありながら出会いの機会も時間も少ない女子アナたちは、互いのネットワークを共有して婚活や合コンにいそしんでいるのだとか。その相関図を大公開。
◆昭和のカリスマからの「箴言」
人気の昭和カリスマシリーズでは、尊敬する先輩からの「箴言」を特集する。菅原文太から宇梶剛士へ、松平康隆から大古誠司へ、手塚治虫から古谷三敏へ、丹下健三から月尾嘉男へ、ジャイアント馬場から小橋健太へ。手塚治虫は、「漫画家にとって〇〇は一番の勉強になる」と教えていた。「〇〇」とは何か――本誌でご確認ください。
◆熊田曜子さんへ「大人のおもちゃは2人で使う、が正解です」
DV&離婚騒動の渦中にある熊田曜子だが、夫が熊田の不倫疑惑を告発するなかで暴露した「とんでもない持ち物」がネットを騒がせている。外出時に使っていたバッグに、「ウーマナイザー」という女性用の性具を忍ばせていたというのである。実はこの商品、ドイツで発売されて大ヒットしている大人気アイテムだった。日本の愛用者たちが本誌でその「すごさ」を語るとともに、「さすが熊田さんはお目が高い」と感心しきり。
◆大谷翔平オールスター当確で「ホームラン競争」大論争
ファン投票でぶっちぎりの得票を叩き出し、オールスター出場が確実視される大谷。ホームラン王を争っているその打力から、日本人初の「ホームランダービー出場」が取り沙汰されている。ファンとしてはもちろん見てみたいが、実はこのイベント、見た目以上に選手には負担が大きいらしく、これをきっかけに不調になるスラッガーが後を絶たない。エンゼルスのマドン監督も大谷の出場に難色を示している。一方、メジャー解説者の出村義和氏は「絶対に出るべきだ」と持論を語った。
◆<カラーグラビア>ヘアヌード3万年史
『週刊ポスト』が先駆者となって1990年代に大ブームとなったヘアヌード。当時は大物女優らが相次いで「秘密の叢生」を披露してファンの胸を熱くした。実は人類の「陰毛愛」は3万年以上の歴史を持つ。フランスの洞窟で見つかった旧石器時代の壁画にもヘアヌードが描かれていたのである。その貴重な遺跡をはじめ、ルネサンス期の西洋絵画、世界に影響を与えた日本の春画など、人類が追い求めた陰毛のエロスを厳選して収録した。
◆コロナ後の「勝ち組/負け組」新しい境界線
巻頭特集はコロナを境に大きく変わった「ニューノーマル」にマッチした人生の選択を取り上げる。「70歳就業法」が施行されたが、今後は高齢者でもITスキルがなければ働きにくくなる。年金は「75歳繰り下げ受給」が選べるようになったものの、ほとんどの人は損してしまう。「ワクチン相場」に沸く株式市場にも危険な罠が……。コロナ後に備える心構えを各界の第一人者たちがアドバイスする。
※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!