眞子内親王と小室圭氏の結婚の行方は、いまだ見通せないままだが、結婚が実現すれば、一体どれだけの“税金”がかかるのか。まず結婚に関する諸行事には費用がかかる。一般の結納にあたる「納采の儀」や、男性側の使者が結婚の日取りを伝える「告期の儀」、天皇皇后への挨拶である「朝見の儀」などを経て、結婚式・披露宴を行なうのが皇室の伝統だ。ベテラン皇室記者がいう。
「納采の儀は皇室にとって重要な行事ですが、その費用の多くは税金ではなく、新郎側の負担となります。
新郎側が新婦の家に清酒3本と鯛、白い絹の反物を納めますが、この反物は後に挙式や披露宴で着用されるドレスに仕立てられることが多いため、それなりの費用がかかる。黒田清子さんや、高円宮家の次女・典子さんが出雲大社宮司を務める千家家の長男・国麿さんと結婚したときもそうだったようです。
披露宴も本来なら秋篠宮家と小室家が相談のうえ、それぞれの負担額を決める。しかし小室家の場合、多くは支払えないでしょうから、皇族費に頼る部分が大きくなるのではないか。
小室家の金銭トラブル発覚前、披露宴は帝国ホテルで行なわれる予定でした。黒田清子さんも帝国ホテル『蘭の間』で120人を招いて披露宴を行ないました。
ケーキカットや指輪の交換もない“地味婚”でしたが、超高級ホテルですので会場費や料理の費用は高額だったようです。同程度の宴席を開くなら700万円以上の費用が必要でしょう。引き出物なども考えると、1000万円近くかかるのではないか」
小室氏の送迎費用も、宮内庁が負担する可能性がある。
「2017年の婚約内定会見当日、宮内庁は混乱を避けるため小室さんにタクシー移動を要請したが、小室さんは『タクシー代が高額になる』と断わり、宮内庁に車を出してもらったそうです。
同様のことは、小室さんの帰国後も起こるでしょう。空港から自宅への移動、自宅から秋篠宮邸や結婚式場への往復の際に宮内庁が車を出すことは十分に考えられます」(宮内庁担当記者)
ちなみに、一般的なハイヤーの相場は8時間(1日貸し)で4万円程度である。
※週刊ポスト2021年7月2日号