芸能

田中邦衛さんの悲願だった『北の国から』40周年“同窓会”富良野で開催

田中邦衛(写真/共同通信社)

田中邦衛さんの始まりの地ともいえる富良野に再集合(写真/共同通信社)

 往年のファンにはうれしい知らせが飛び込んできた。1981年の放送開始後、北海道を訪れる人が急増するなど、社会現象にもなったテレビドラマ『北の国から』(1981~2002年、フジテレビ系)。放送開始から40年を迎える今年、物語の舞台となった北海道富良野市では、さまざまな記念行事が開催される。

「第1話が放送された10月9日の前後に、40周年記念の“同窓会”を企画しています。ファンを集めて行う公開イベントで、当時のキャストも登壇する予定です」(ふらの観光協会の広報担当者)

 記念商品の発売やスタンプラリー、ロケ地を巡るツアーなどが計画されているが、目玉となるのは、ファンを集めてのイベントだ。

 2011年の30周年記念イベントには、中嶋朋子(50才)や竹下景子(67才)が登壇しており、今回も主要キャストの参加が期待されている。そんな節目を前に訃報が届いたのは今年3月。ドラマの主人公・黒板五郎を演じた田中邦衛さん(享年88)が老衰のため逝去した。

「今年は田中さんも亡くなったし、コロナ禍で無理をしなくても」という声もあったというが、開催を後押ししたのは、ドラマの「生みの親」の熱い思いだった。

「脚本を担当した倉本聰さん(86才)が“コロナで苦しいいまだからこそ、田中さんを忘れてはならない”との強い思いを抱き、『思い出せ! 五郎の生き方』をテーマに掲げました。懐かしの同窓会であるとともに、作品の精神を次の世代に引き継ぐイベントになりそうです」(テレビ局関係者)

 ドラマでは、地井武男さん(享年70)が演じた五郎の親友・中畑和夫が重要な役割を担った。中畑のモデルとなった富良野市麓郷地区の木材会社社長・仲世古善雄さんも秋のイベントを心待ちにする。

「ドラマの放送前は、森と畑しかない麓郷に観光客が押し寄せるなんて、夢にも思いませんでした。いまも想いを寄せてくれる人がたくさんいるのは、ありがたいことです」

関連キーワード

関連記事

トピックス

広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
広末涼子、「勾留が長引く」可能性 取り調べ中に興奮状態で「自傷ほのめかす発言があった」との情報も 捜査関係者は「釈放でリスクも」と懸念
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”川崎春花がついに「5週連続欠場」ツアーの広報担当「ブライトナー業務」の去就にも注目集まる「就任インタビュー撮影には不参加」
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
〈不倫騒動後の復帰主演映画の撮影中だった〉広末涼子が事故直前に撮影現場で浴びせていた「罵声」 関係者が証言
NEWSポストセブン
筑波大の入学式に臨まれる悠仁さま(時事通信フォト)
【筑波大入学の悠仁さま】通学ルートの高速道路下に「八潮市道路陥没」下水道管が通っていた 専門家の見解は
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
《事故前にも奇行》広末涼子容疑者、同乗した“自称マネージャー”が運転しなかった謎…奈良からおよそ約450キロの道のり「撮影の帰り道だった可能性」
NEWSポストセブン
長浜簡易裁判所。書記官はなぜ遺体を遺棄したのか
【冷凍女性死体遺棄】「怖い雰囲気で近寄りがたくて…」容疑者3人の“薄気味悪い共通点”と“生活感が残った民家”「奥さんはずっと見ていない気がする」【滋賀・大津市】
NEWSポストセブン
坂本勇人(左)を阿部慎之助監督は今後どう起用していくのか
《年俸5億円の代打要員・守備固めはいらない…》巨人・坂本勇人「不調の原因」はどこにあるのか 阿部監督に迫られる「坂本を使わない」の決断
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者(44)が現行犯逮捕された
「『キャー!!』って尋常じゃない声が断続的に続いて…」事故直前、サービスエリアに響いた謎の奇声 “不思議な行動”が次々と発覚、薬物検査も実施へ 【広末涼子逮捕】
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
再再婚が噂される鳥羽氏(右)
《芸能活動自粛の広末涼子》鳥羽周作シェフが水面下で進めていた「新たな生活」 1月に運営会社の代表取締役に復帰も…事故に無言つらぬく現在
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン