株式会社TOKIO発足から3か月。芸能人であり経営者でもあるという“二足のわらじ”を履く3人は今、どんな日々を送っているのか。
5月下旬の夜、都内の新国立劇場で主演舞台「東京ゴッドファーザーズ」を終えた松岡昌宏(44才)は、疲れも見せずに軽快な足取りで車に向かった。
今年3月をもって元メンバーの長瀬智也(42才)が脱退。表舞台から去り、残った松岡と城島茂(50才)、国分太一(46才)の3人のメンバーは、4月1日付でジャニーズグループの関連会社「株式会社TOKIO」を設立。“ジャニーズ内独立”を果たして、新しい一歩を踏み出している。
社長には城島、そして副社長・企画担当に国分、副社長・広報担当に松岡が就いた。今も、テレビ冠番組「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)と「TOKIOカケル」(フジテレビ系)は継続中で、今回の舞台出演のように、芸能活動はこれまで通り続けている。一方で、新会社での事業も早速動き出していた。
4月21日には、同社とうどんチェーン店の丸亀製麺社が、共創型パートナーシップを締結して、「うどんで日本を元気にプロジェクト」を旗揚げした。
また、「ザ!鉄腕!DASH!!」のDASH村があった縁で、2011年の東日本大震災後からは県産の農林水産物のPR活動に携わっていたのは福島県。4月1日からは、その福島県庁企画調整部企画調査課内に「TOKIO課」というバーチャル組織も立ち上がった。内堀雅雄福島県知事(56才)は「福島のありのままの姿を発信していただきたい。県産の農産物も引き続きぜひPRしてほしいし、地域活性化につながるプロジェクトにも期待したい」と話している。
「あまり知られていませんが、彼らは福島県に出向いて、県関係者らと会議を続けているんです。先日も福島の喫茶店で秘密の会議を行っていたようです」
と明かすのは、ある芸能リポーター。実際、5月26日放送の「TOKIOカケル」でも、城島が「福島の駅で3人で会議した時は、僕がコーヒー代全部払ったもん」と、3人での会社業務についてのエピソードを明かした。
この放送では、松岡も3人での打ち合わせについて、「もう冗談じゃないってくらい、もういいだろうってぐらい(3人で)会ってる。前は1か月以上会わないときもあったのに、オフィスとかで多いときは週3。もう、ちょっと嫌になってます」と“愚痴”をこぼしていた。「しかも太一は、コーヒーや茶1杯も入れてくれない。会社なんか作るんじゃなかった。メンバーの時の方が優しかった」とジョークを飛ばし笑いを誘った。