「櫻葉ペアに決まってうれしい!」と歓迎する声がある一方、「やはり5人は揃わなかったか……」と落胆の声も聞こえてきた。6月23日、NHKは定例会見で嵐の櫻井翔(39才)と相葉雅紀(38才)が東京五輪のスペシャルナビゲーターに就任することを発表した。
2人は大会期間中、競技中継のスタジオでMCを務め、大会の模様や選手の活躍を伝える。さらに、嵐が歌う『カイト』は引き続き「NHK2020ソング」として、テレビ番組などで使用されるという。しかし、この吉報に一部のファンは意気消沈した。というのも、このタイミングでの嵐の再集合が期待できなくなったからだ。
「NHKはわざわざ『大野さん、松本さん、二宮さんの出演はない』とコメントしました。これによってファンは、活動休止中のメンバー同士の共演は2人までという“鉄の掟”の存在を痛感させられたのです」(テレビ局関係者)
芸能活動を一時休止している大野を除いた4人が集まれば、大野の不在が際立ってしまう。3人が集まれば、1人が仲間はずれのように見えてしまう──ファンを心配させないため、現在の嵐にはこうした「2人共演ルール」が徹底されていると、まことしやかに囁かれていた。しかし、今回の“人事”は事情が異なるという。
「NHKがこの2人を指名したということです。ほかのメンバーが断った結果2人になったわけではありません」(芸能関係者)
櫻井は夏季、冬季を合わせて5度、五輪のキャスターを経験している。
「櫻井さんは五輪取材の経験があるだけでなく、プライベートでも競泳の北島康介さん(38才)らメダリストと食事に出かけるなど、アスリートと親交が深い。大会期間に入るとスタッフとの食事も断って、選手に関する資料を読み込むなどの姿勢も評価されたようです」(NHK関係者)
相葉も長年、NHKのスポーツ番組に貢献してきた。
「現在は『サンデースポーツ』に出演中。『アイバズ』というコーナーを持っていて、競泳の池江璃花子選手(20才)らへのインタビューも行っています。芸能とスポーツという違いはありますが、ひとつの道を究めてきた者同士の話には、目を開かせるものがあります」(前出・NHK関係者)
相葉は大の野球好きでもある。
「決して大きな声では言いませんが、相葉さんとしては、メダルが期待されている野球の日本代表を取材したいという気持ちも持っているようです」(スポーツ番組関係者)
まさにうってつけの2人が選ばれた格好だが、この人の不在が気がかりでもある。2023年の大河ドラマ『どうする家康』に主演する松本潤(37才)だ。