日本国内で8800万人が利用しているというコミュニケーションアプリ、LINE。親しい間ではついつい、ぶっきらぼうなメッセージを送り、険悪な空気を作り出すこともある。
「娘は高校2年生。毎朝のお弁当作りはただでさえ大変なのに、感謝するどころか、送られてくるLINEはこれ(画像参照)。栄養バランスを考えて作っているのに、一気にやる気がなくなりましたね。ダイエット中なら、サラダチキンでも食べてろっての(怒り)」(44才・会社員)
家族間のラインの場合、他人相手と違って遠慮がなくなり、文章も命令形になったり、そっけなかったりと、“やってもらって当たり前”感の出るやり取りになりがちだという。ビジネスマナー講師の鈴木真理子さんが説明する。
「家族は関係性が深いため、日頃の会話の延長で、ついきつい言葉を選んでしまったり、怒りの感情に任せたメッセージを送りがちです。でも、家族だからこそ“親しき仲にも礼儀あり”の精神を忘れない方がいいですよね。友達はLINEでけんかをしたらしばらく会わずに済みますが、家族は家に帰れば顔を合わせますから、お互いにいい関係を維持する配慮をしたいものです」
家族相手に限らず、ラインのメッセージで激しい怒りを感じたら、すぐに返信せず、冷静になってから対応を。