国内

小室圭さんが女性宮家創設のネックに 「皇族入り」に国民が抱く忌避感

小室さん

女性宮家創設に関する議論にも影響が(写真/時事通信社)

 秋篠宮家長女・眞子さまと婚約内定者の小室圭さんの結婚問題が、完全に袋小路に入っている。秋篠宮さまは「国民の祝福なき婚約は認めない」と述べられた一方で、眞子さまは昨年発表した“お気持ち”で「結婚は生きていくために必要」と説明された。そして、この結婚問題が、女性宮家創設に関する議論にも影響を与えている。

 結婚に向け、これまで小室さんが取ってきた「策」は、ことごとくに逆効果だったようにみえる。4月、小室さんは母・佳代さんと元婚約者X氏との間の金銭トラブルについて説明した28枚にも及ぶ文書を発表。その4日後には、X氏に「解決金」を渡す意向を示した。しかし、それ以降、小室家側からX氏への接触はまったくないという。さらに、6月には佳代さんが結婚に関する胸の内を明かした「告白」が『週刊文春WOMAN』に掲載された。

「そうした小室家の姿勢は、国民の反発を招きました。小室さんが文書を発表すると“文書が長すぎる”と批判を浴び、さらに『解決金』を払うと言っても行動を起こさない姿勢に不審がる声も少なくない。佳代さんの『告白』には、“どうしてX氏との対話には応じないのに、記者の質問には答えるのか”と疑問の声が上がりました」(皇室記者)

 そうした状況に肩を落とすのが官邸関係者だ。

「菅義偉総理を中心に官邸は、東京五輪後に国民の関心が高い『女性宮家』創設を進めようと考えています。眞子さまが結婚できないまま女性宮家が創設されれば、眞子さまは新しい宮家の当主となられる可能性があります。すると、『その後小室さんと結婚された場合、小室さんは“準皇族”の扱いを受けるのか』という疑問が頭に浮かぶのは当然のことです。そうした状況が女性宮家創設の議論を足踏みさせている面は否めません」

 もちろん、そうした状況は眞子さまご自身にとっても望ましくないはずだ。2020年11月、眞子さまはご結婚について《生きていくために必要な選択》とした文書を公表された。30才までのご結婚を意識されているという眞子さまは、「日増しに“できるだけ早く、とにかく皇室から出たい”という気持ちを強くされているようだ」(皇室関係者)という。

 結婚は不可能──そう思われた眞子さまが考えるのは、結婚以外で「皇室から離れる」策ではないだろうか。

結婚相手を選ぶ権利を奪う

 6月30日、安定的な皇位継承策を議論する政府の有識者会議の会合では、2つの案を軸に議論を進めていく方針が確認された。1つは「女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持できるようにする」案。もう1つは「皇族の養子縁組を可能にし、男系男子が皇族となれるようにする」案だ。

 現行の制度では女性皇族は結婚とともに皇族の身分を離れなければならない。前者の案は「女性宮家」の創設なども視野に、皇族の減少に歯止めをかける狙いだ。後者は、「旧皇族の末裔である男子の皇族復帰」を狙ったものだ。

関連記事

トピックス

過去の大谷翔平のバッティングデータを分析(時事通信フォト)
《ホームランは出ているけど…》大谷翔平のバッティングデータから浮かび上がる不安要素 「打球速度の減速」は“長尺バット”の影響か
週刊ポスト
16日の早朝に処分保留で釈放された広末涼子
《逮捕に感謝の声も出る》広末涼子は看護師に“蹴り”などの暴力 いま医療現場で増えている「ペイハラ」の深刻実態「酒飲んで大暴れ」「治療費踏み倒し」も
NEWSポストセブン
初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン