毎月かかる携帯電話料金を節約できるに越したことはない。低料金を謳うauの新ブランド「povo(ポヴォ)」が気になっているauユーザーは多いことだろう。しかし、auからの乗り換え候補としては、auショップで展開中のサブブランド・UQモバイルの「くりこしプラン」を推す声も多く、判断がなかなか難しい。料金などを比較してみたとき、「povo」と「くりこしプラン」のどちらがお得なのだろうか?
月2728円で20GB使える「povo」
まずは、いったん「povo」についておさらいしよう。こちらのプランは「月2728円・データ容量20GB」だ(価格は税込、以下同)。
自分の使い方に合わせて各種「トッピング」を加えることも可能で、トッピングの内容には「5分以内通話かけ放題550円/月」や「通話かけ放題1650円/月」「データ使い放題220円/24時間」、「データ追加550円/1GB(有効期間31日)」などが用意されている。
また、auの回線を使用しているので、格安プランといえど、通信エリアも品質も安定している。「ネットワークに繋がりにくくなるのでは……」と心配する必要はない。
しかし「povo」には「キャリアメールや留守番電話サービスを使用することができない」などのデメリットも存在している。最大の特徴と言えるのが、契約窓口が「オンライン限定」であることだ。手続き、サポートはすべてオンライン上で実施しており、店頭や電話でのサポートには対応していない。そのため詳しくない人にとっては、少々ハードルが高く感じてしまうだろう。
データ容量に合わせて選べる「くりこしプラン」
一方、「povo」と比較して語られることが多いUQモバイルの「くりこしプラン」。こちらは、以下の3つのプランに分かれている。
・「くりこしプランS」→ 1628円・データ容量3GB/月
・「くりこしプランM」→ 2728円・同15GB/月
・「くりこしプランL」→ 3828円・同25GB/月
各コースの余った容量は翌月に繰り越すことができるので、毎月のデータ通信量にムラがある人にはうれしいサービスと言える。上記の各コースをベースに、「国内通話10分かけ放題」(770円/月)や「国内通話かけ放題」(1870円/月)といった通話オプションを加えることもできる。