「ありのままで」という印象的なフレーズが共感を呼び、いまなお幅広い世代に愛され続けるディズニーアニメーション映画の名作『アナと雪の女王』。コロナ禍によって約9ヶ月間開幕が延期されていた待望のミュージカル版が、ついに幕を開けた(NOMURA野村證券ミュージカルシアター JR東日本四季劇場[春]にてロングラン中)。
雪と氷の世界に包まれた荘厳で神秘的な劇場で、姉妹の愛が生み出す奇跡を一部、写真とともに紹介します。
生まれながらに不思議な魔力を持つエルサ(岡本瑞恵)と、姉を慕うチャーミングな妹アナ(三平果歩)。お互いを思うがゆえに、すれ違う思いが切ない。
『生まれて初めて』『ありのままで』『扉あけて』など誰もが耳にしたことがある名曲の数々はもちろん、10曲以上の新曲を追加。
運命の人と出会った喜びを生き生きと歌い上げる『扉あけて』では、アナとハンス(杉浦洸)が、アクロバティックなダンスを見せる場面もある。
最大の見せ場は、やはりエルサの魔法。代名詞的なヒット曲『ありのままで』を歌いながらエルサが雪と氷の宮殿を創造していくさまは、幻想的で息をのむ美しさ。輝きを変える氷、結晶、氷の階段など、次々に繰り出されるエルサの魔法は、最新鋭のプロジェクションマッピング、LEDパネルを駆使して表現している。
撮影/五十嵐美弥(本誌写真部) (C)Disney
※女性セブン2021年7月22日号