スポーツ

注目選手、バスケ比江島慎 カヌー羽根田卓也 五輪直前インタビュー

バスケットボールの比江島慎選手

バスケットボールの比江島慎選手(撮影/中村功)

 1年延期となった東京五輪がいよいよ開幕。メダルが期待される選手たちは、どんな思いを胸に本番に挑むのか?

 今大会では、久々の出場となる競技もある。男子バスケットボールの五輪出場は実に45年ぶり。チームを引っ張る比江島慎(30才)はこう語る。

「1年の延期……当初は、最高のパフォーマンスをするための準備期間と前向きに考えていましたが、昨年12月にキャリア最大の怪我を負い、悔しさが残るシーズンになってしまいました。

 でも、いまは怪我も完治し、最高のコンディションで本番を迎えられます。自覚と責任を持って、全身全霊でプレーします。バスケを愛するすべての人に感謝の気持ちを込めて──チーム一丸となって頑張ります」

予選ラウンドは7月26日から

予選ラウンドは7月26日から(C)TOCHIGI BREX INC.

カヌースラローム男子カナディアンシングルの羽根田卓也(33才)は、「リオ以上の結果を」と語る。

「1年の延長が決まっても、東京2020への気持ちの炎は、小さくなることはありませんでした。制限がある中での日々でしたが、常に、いまできることを考え、毎日を必死に過ごしてきました。

 リオ五輪で銅メダルを獲得できたことで、周囲の期待とプレッシャーは格段に違います。でも、それもスポーツの醍醐味のひとつ……自分がそういう選手になれたことを誇りに思うし、リオ以上の結果を思い求め、自分のすべてをかけてレースに臨みます」

 本番はもうすぐ。彼らの活躍に期待したい。

【プロフィール】
比江島慎(ひえじま・まこと)/1990年8月11日生まれ、福岡県出身。宇都宮ブレックス所属。小学生時代から全国で活躍し、2013年からは日本代表としてチームを牽引。現メンバーでは、最長の代表歴を誇る。独特の緩急をつけた変幻自在の“比江島ステップ”で、世界の強豪に挑む。191cm、88kg。

羽根田卓也(はねだ・たくや)/1987年7月17日生まれ、愛知県出身。ミキハウス所属。9才から本格的にカヌースラローム競技を始め、高校卒業と同時にスロバキアへ。北京五輪14位、ロンドン五輪7位入賞を経て、リオデジャネイロ五輪では、日本人初となる銅メダルを獲得した。175cm、70kg。

※女性セブン2021年7月29日・8月5日号

関連記事

トピックス

大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平が帰宅直後にSNS投稿》真美子さんが「ゆったりニットの部屋着」に込めた“こだわり”と、義母のサポートを受ける“三世代子育て”の居心地
NEWSポストセブン
現場には規制線がはられ、物々しい雰囲気だった
《中野区・刃物切りつけ》「ウワーーーーー!!」「殺される、許して!」“ヒゲ面の上裸男”が女性に馬乗りで……近隣住民が目撃した“恐怖の一幕”
NEWSポストセブン
シンガポールの元人気俳優が性被害を与えたとして逮捕された(Instagram/画像はイメージです)
避妊具拒否、ビール持参で、体調不良の15歳少女を襲った…シンガポール元トップ俳優(35)に実刑判決、母親は「初めての相手は、本当に彼女を愛してくれる人であるべきだった」
NEWSポストセブン
「ミスタープロ野球」として広く国民に親しまれた長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
《“ミスター”長嶋茂雄さん逝去》次女・三奈が小走りで…看病で見せていた“父娘の絆”「楽しそうにしている父を見るのが私はすごくうれしくて」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ犯から殺人犯に》「生きてたら、こっちの主張もせんと」八田與一容疑者の祖父が明かしていた”事件当日の様子”「コロナ後遺症でうまく動けず…」
NEWSポストセブン
「グラディアトル法律事務所」の代表弁護士・若林翔氏
【改正風営法、施行へ】ホストクラブ、キャバクラなどナイトビジネス経営者に衝撃 新宿に拠点を持つ「歌舞伎町弁護士」が「風俗営業」のポイントを解説
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
「本人にとって大事な時期だから…」中居正広氏の実兄が明かした“愛する弟との現在のやりとり”《フジテレビ問題で反撃》
NEWSポストセブン
長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督からのメッセージ(時事通信フォト)
《長嶋茂雄さんが89歳で逝去》20年に及んだ壮絶リハビリ生活、亡き妻との出会いの場で聖火ランナーを務め「最高の人生」に
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
「兄として、あれが本当にあったことだとは思えない」中居正広氏の“捨て身の反撃”に実兄が抱く「想い」と、“雲隠れ状態”の中居氏を繋ぐ「家族の絆」
NEWSポストセブン
今年3月、日本支社を設立していたカニエ・ウェスト(時事通信フォト)
《カニエ・ウェストが日本支社を設立していた》妻の“ほぼ丸出し”スペイン観光に地元住人が恐怖…来日時に“ギリギリ”を攻める可能性
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《子どもの性別は明かさず》小室眞子さんの第一子出産に宮内庁は“類例を見ない発表”、守谷絢子さんとの差は 辛酸なめ子氏「合意を得るためのやり取りに時間がかかったのでは」
NEWSポストセブン
現在、闘病中の西川史子(写真は2009年)
《「ありがとう」を最後に途絶えたLINE》脳出血でリハビリ中の西川史子、クリニックの同僚が明かした当時の様子「以前のような感じでは…」前を向く静かな暮らし
NEWSポストセブン