天才卓球少女として幼い頃から人気を集めた福原愛(32才)が7月9日、台湾の卓球選手・江宏傑(32才)と離婚を発表した。今年1月に卓球の全日本選手権の解説で来日した際、「今後は日本を拠点にする」と発言したことで夫婦不仲説が流れ、3月には『女性セブン』が5才年下の商社マンとの“里帰り不倫”をスクープ。日本と台湾は大騒ぎになった。2人の子供については共同親権を選択し、福原と江の双方が親権を有するという。
異国での生活に別れを告げ、住み慣れた日本で子供たちと再出発する──そう思い描いた福原だが、時間が経つとともに不安が大きく膨らんでいったという。
「愛ちゃんは出産直後から、かわいい子供たちに目を細める一方、『子供を育てていく自信がない』と漏らしていました。周囲は『何言っているの。誰だって最初からお母さんにはなれないよ』と励ましたのですが、彼女は『どんな母親になればいいのかわからない……』と嘆いていたんです。
その後は出産で家庭的なイメージが定着し、CMなどで引っ張りだこになる半面、“私は本当に子供を愛し、育てていけるのだろうか”という不安は消えなかったようです。そして、思い描いていた離婚後のシングルマザー生活を躊躇するようになりました」(福原の知人)
一体何が彼女をそうさせたというのか。福原が3才で卓球を始めたことはよく知られる。
「もともとお兄さんが卓球をしているのを見た愛さんが『やりたい』と始めたのですが、そんな彼女に付きっきりで猛練習を施したのが、元卓球選手の母・千代さん(70才)です。
普段は穏やかな千代さんが卓球の練習になると鬼コーチになり、泣きじゃくる娘を容赦なく怒鳴りつけた。何しろ、3才で卓球を始めてから365日、元日も休まず毎日3~4時間の練習に励んだのですから。愛さんにとって千代さんは『お母さん』であるより前に『コーチ』だったんです」(卓球関係者関係者)
母だけでなく、父の武彦さんも娘の鬼コーチになった。「やるなら1番を目指せ」と娘を叱咤し、毎日1000本のラリーを課した武彦さんは、かつて卓球の専門誌で福原についてこう述べた。
《福原愛は娘であるけれども、自分の子どもじゃないという感覚がある》