7月初旬、おしゃれなカフェや雑貨店が立ち並ぶ都内の裏通り。梅雨の晴れ間の太陽が照り付けるなか、路上で話し込む男性たちがいた。長身の男性は、側にいる男性に向かって身振りを交えながら、ひとつずつ確認するように“指導”している。デニムにTシャツというラフな服装ながら、放たれるオーラは隠しきれず、目立って仕方がない彼は、元TOKIOの長瀬智也(42才)だった。3月31日にジャニーズ事務所を退所してから3か月あまり。長瀬はすでに、次なる夢に向かって動き出していた。
カメラを抱えたポーズで、一気に走り出す。すぐに背後の男性に向かって「ローアングルだよ!」と確認。今度は自転車に乗ったポーズで走り出すと、再び男性に真剣なまなざしで話しかけた──。
「いま、長瀬さんは独立後にやりたかったことの1つである映画製作に取り組んでいます。映像関係の友人の力を借りながら準備を進めていて、長瀬さん自らロケハンや撮影の交渉などをしているようです。内容は極秘で、本人は“完成まで明かさない”と言っているとか。
長瀬さんはかねてから、1980年代のアメリカ映画のような、“自分が考えるかっこいい音楽や衣装”を詰め込んだ映画を作りたいと周囲に話していました。さらに、やるからには音楽も自分で作り、編集まできちんと自分の手でやりたいんだとか。半端な気持ちではなく、10年以上前から温めてきた企画のようです」(芸能関係者)
映画製作と並行して、意外な場所でも長瀬の姿が目撃されていた。7月上旬、セレクトショップ『フリークスストア』渋谷店の折り込みチラシにモデルとして登場。1996年放送のドラマ『白線流し』(フジテレビ系)で同窓生を演じた俳優の中村竜(44才)もチラシに出ており、再共演を果たした。このチラシのデザインにも長瀬の考える“かっこいい”が詰め込まれていた。
「庶民的なスーパーのチラシのような遊び心あふれるデザインで、モデルを務めているのが長瀬さんだと気づかなかった人もいたとか(笑い)。彼の理想とする古きよきデザインと、気取らないかっこよさを掛け合わせたものだったのでしょう」(アパレル関係者)