静かな駐車場を大柄な体でかっ歩するのは、俳優の香取慎吾(44才)。7月上旬の都内で、出演舞台「日本の歴史」を終えて、周囲のスタッフたちに気さくにあいさつをしながら、車に乗り込んだ。ラフな格好だが、Tシャツもブラックのハーフパンツも高級ブランドGUCCIのもの。ハーフパンツはザ・ノース・フェイスとGUCCIのコラボ商品で、一着11万円もするという。人気ブランドをオシャレに着こなす香取だが、見た目は少しばかりふっくらとしてきたような雰囲気である。
思えばSMAP時代から、香取の体型とファッションは、ほかのメンバー以上に、ファンに注目されてきた要素だった。テレビ局関係者が語る。
「今年の1月クールで5年ぶりに地上波の連続ドラマ『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(テレビ東京系)に主演しましたが、そのときからファンたちからネット上では『慎吾ちゃん太った?』などと反応されていました。
香取さんといえば、25才ごろには体重88キロ、体脂肪率29%にまで激太りして、そこからわずか2カ月で15キロのダイエットに成功。それをダイエット本『DIET SHINGO』として出版した過去があります。その後も何度もリバウンドとダイエットを繰り返してきて、約6年前には『RIZAP』のCMにまで出演されていたから、変動しやすい体質なんでしょうね」
ちょうど1年前にもAbemaTVのレギュラー番組「7.2新しい別の窓#31」で、久々に再会したタレントのピーコ(76才)から「慎吾、デブったね。丸くなったというか壁になった」と突っ込まれていた。
一方、ファッションでは大のGUCCI好きは相変わらずである。2019年には、イタリア・ミラノのファッションウィークでのGUCCIファッションショーを最前列での鑑賞に訪れるなど、筋金入り。6月20日の公式インスタグラムにも、ド派手な花柄プリントのレインコートをフードで顔まですっぽり覆い、ディズニーとコラボレーションしたミッキーマウス柄のパンツと、全身GUCCI尽くめの写真を公開。ファンからは「GUCCIマンだ!」「コレ着こなせるのは慎くんしかいないねっ」と絶賛されていた。
追っかけ歴約30年のある女性ファンは「太っちゃうことも、派手なGUCCIフリークなところも、それが“平常運転”の慎吾ちゃん。元気で楽しい日々の証しで、私たちにとってもうれしい姿なんです」と、満面の笑みで語った。
もはや、見た目で人気が左右されるようなキャリアでもキャラクターでもない。いろんな意味で、すっかり貫録のついた男になっている。