韓国発の男性アイドルグループ「EXO」の元メンバーで、現在は歌手や俳優として活躍中のクリスこと呉亦凡(ウー・イーファン、30才)に、未成年女性に対する性的暴行疑惑が持ち上がっている。中国系カナダ人のクリスは、現在、中国を中心にハリウッドにも進出、世界中にファンを持つとされる彼だが、そのファンの間で動揺が広がっている。
《芸能関係者に面接に来てほしいと言われて呼び出され、車に乗せられ、連れていかれた先に『彼』がいました。(中略)そこは彼の自宅のようで、音楽関係者やマネージャー、2人の若い女性がいました。到着してから酒をみんなで一緒に飲むことになっていると聞かされました。彼の自宅には夜9時頃に到着しました。
私は彼のマネージャーに「帰宅したい」と伝えると拒否され携帯電話を没収されたのです。トイレに行くふりをして携帯電話を取り返し、友人たちに助けを求めました。でも、マネージャーにそれがバレてしまい怒られました。私は学校で演劇を学んでおり、今後は女優になりたいという夢もありました。彼を怒らせると、芸能の仕事が出来なくなると脅されました。当時、17歳だった私は言われるがままにお酒を飲まされ、気が付いたときには彼とベッドの上にいたのです。(中略)彼は避妊をしていませんでした……》
中国大手ニュースサイト「網易新聞」の7月18日付けの記事にそんな告白をしたのは、中国版ツイッターともいわれる微博に約370万人のフォロワーを擁するインフルエンサーで、現役女子大生の都美竹(ドゥ・メイチュ、18才)さんだ。そして、美竹さんが言う「彼」こそクリスだというのだ。
美竹さんが受けたとされる被害については、もともと6月2日に彼女の友人を名乗る人物が微博上に告発。これに対し、クリスの所属事務所が名誉棄損での告発を警告するなど話題となっていた。
しかし美竹さんによれば、所属事務所はその一方で、200万元(約3400万円)での示談を持ち掛けてきたという。ところが美竹さんはこれを拒絶。すると一方的に50万元(約850万円)が電子決済アプリで送金されてきたという。美竹さんはこれを受け取る気はなく、すぐに返金の手続きをとったとしている。