9か月の公開延期を経て、7月9日より公開となった北村匠海(23才)主演の映画『東京リベンジャーズ』。最初の土日2日間の観客動員数は38万6000人、興行収入は5億2800万円を突破し、映画ランキングでも堂々の1位でスタートを切った。共演には、吉沢亮(27才)や山田裕貴(30才)など“主役級”の俳優がここぞとばかりに結集しているが、そんな座組を中心で引っ張っているのが北村だ。彼の活躍について、映画や演劇に詳しいライターの折田侑駿さんが語る。
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早くから大きな注目を浴びていただけに、公開後3日間の累計観客動員数が51万人を突破した『東京リベンジャーズ』。本作は、『週刊少年マガジン』(講談社)にて連載中の和久井健による人気マンガを、映画『トリガール!』や『ぐらんぶる』などの英勉監督(53才)が実写映画化したもの。“原作モノ”に批判の声はつきものだが、俳優たち一人ひとりの熱の入った好演が、見事に実写化成功へと繋がっている印象だ。
本作のジャンルを一言で表すならば、“ヤンキーSFアクション”といったところ。冴えない日々を送る主人公・タケミチ(北村匠海)が、高校時代の恋人が殺されたことを知り、ひょんなことから10年前にタイムリープ。ヤクザも恐れる半グレ集団・東京卍會が事件に関与するなか、かつての恋人を救い、自分自身の人生を変えるために奔走する姿が描かれる。
そんな本作の実写化は、演者たちの強力な布陣によって実現している。主演の北村や吉沢、山田のほか、杉野遥亮(25才)に今田美桜(24才)、鈴木伸之(28才)、眞栄田郷敦(21才)、清水尋也(22才)、磯村勇斗(28才)、間宮祥太朗(28才)ら人気俳優が大集結。いずれも映画やドラマに獅子奮迅の活躍を見せる俳優たちで、“全員主役級”の作品と言っても言い過ぎではないだろう。名実ともに、第一線にいる若手俳優陣が並ぶのが『東京リベンジャーズ』なのである。そして、このメンツの中心に立っているのが主演の北村だ。