「りあるキッズ」というお笑いコンビを覚えているだろうか。1996年にお笑いオーディション番組で優勝し“次世代のダウンタウン”として華々しくデビューした小学生コンビで、ボケ担当でネタ作りもしていた安田善紀と、ツッコミ担当の長田融季の2人で結成された。現在はともに35歳になっている。
将来を嘱望された“天才”小学生漫才コンビは、その後、2003年に『M-1グランプリ』で決勝進出を果たすなどしたが、長田が抱えた膨大な借金がきっかけとなり、2014年に解散に至った。長田は早くからギャンブルにハマり、20代で借金総額は1億円を超え、コンビ解散後の2020年には自己破産。一方、相方の安田は地道に芸人生活を続けてきた。
そんな、元りあるキッズの2人が今年に入ってから、再び注目を集めている。在阪ライターが語る。
「過去に若手漫才師として活躍していた『りあるキッズ』ですが、今年に入ってからネットを中心に彼らの話題が盛り上がりを見せています。きっかけは、借金を募らせてきた長田さんが昨年2月に自己破産したことが報じられ、2021年に入ってからYouTuberとして再起し、露出を増やしたことです。
5月には『FRIDAY』が2人の7年ぶりの再開を報じ、また人気YouTubeチャンネル『街録ch-あなたの人生、教えてください』が2人を取り上げたことでも注目されました」(
ところが、安田と長田に対するネットの反応は対極的だという。
「『街録ch』はフリーランスのテレビディレクターが波乱万丈な人々の人生模様に“街録”(がいろく)という形式で迫るもので、登録者数は40万人を超える人気チャンネルです。2か月前に公開された長田さんの動画は50分以上の長尺動画で、借金を繰り返し相方に迷惑をかけた過去が語られ、20万回再生されています。
しかし、動画には『反省がみられない!』と批判のコメントや誹謗中傷が殺到し、コメント欄は封鎖されました。ネットでの“嫌われっぷり”を示すように、長田とコラボしたYouTuberのコメント欄には『コラボしないでほしかった』『コラボすると品位が下がる』という声が集まっているほどです」(同前)