スポーツ

金メダリストも中傷の標的 水谷隼が蒸し返された過去のトラブル

汚名返上(EPA=時事)

汚名返上(写真/EPA=時事)

 金メダル獲得直後の選手に向けられたとは思えない言葉が、ネットを通じて送りつけられていた。

〈関係各所に連絡を行い然るべき措置を取ります〉

 そう投稿した主は、東京五輪・卓球混合ダブルスで伊藤美誠(20)とともに優勝した水谷隼(32)。五輪では卓球界初の「金」となったが、水谷に向けられたのは祝福の声ばかりではなかった。

〈くたばれ! 消えろ!〉〈お前嫌われてんだよ〉など、誹謗中傷するメッセージが殺到したのだ。たまらず水谷はメッセージを公開、必要な対応を行なうと表明した。

 コメントの多くは海外から送られたとされる。背景には、水谷が過去にラケットのラバーに補助剤を塗る“不正ラバー問題”で声を上げ、国際大会をボイコットしたことなどが影響したようだ。しかし、中傷メッセージのなかの「ある一言」に注目が集まることとなる。

〈不倫してるの?〉

 2019年、水谷は19歳の少女とホテルでキスをしたなどとして、少女と交際していた男子学生ら2人に「週刊誌に載せる」と脅迫され、警察に相談。学生は逮捕されたが、水谷は既婚者のため不倫を疑われる騒ぎとなった。

 事件の裁判を傍聴していた裁判ウォッチャーの阿曽山大噴火氏が言う。

「裁判で少女と交際していた被告人Iは嫉妬心から水谷選手を脅そうとしたことを反省する一方、恐喝を画策したHはニヤニヤ顔で答えていたのが印象的でした。判決は昨年2月に出て、Iが懲役1年6か月・執行猶予4年。首謀者のHが懲役2年執行猶予4年でした」

関連キーワード

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン