連日のメダルラッシュで大活躍を見せたアスリートたち。競技から一歩離れると、そこには意外な素顔が! 東京五輪に出場した日本代表選手たちの「意外な○○」を紹介します。
●水谷隼(32才) 卓球混合ダブルス・金メダル
2015年から販売され、水谷選手のパワーの源という「水谷隼カレー」。銅メダルを獲得したリオ五輪大会のときにも話題となったが、その後、「ブラックカレー」「ハンバーグハヤシ」とラインアップもパワーアップ。金メダル獲得後、メーカーの通販サイトに注文が殺到。「わずか数時間で在庫が完売した」と担当者も驚くほど、こちらもメダル級の記録樹立だ。
●阿部一二三(23才)柔道男子66kg級・金メダル 柔道混合団体・銀メダル
兄妹で同日金メダル獲得が話題の兄・一二三選手は、試合のときにゲン担ぎで赤いパンツを履いているという。ちなみに赤パンツは試合のとき限定で、普段ははかないそうだ。好きな食べ物は焼き肉で、インスタグラムにもたびたび肉の写真が登場。
●大野将平(29才)柔道男子73kg級・金メダル
2連覇を達成した大野選手は、柔道家としてのたたずまいが世界から称賛されている。前回のリオ五輪で金メダルを獲得したときに会場で深々と頭を下げる写真が、中学3年生向けの道徳の教科書(光村図書出版)に掲載された。勝つだけではなく、礼節を大切にする姿勢は東京五輪でももちろん変わっていない。
●ウルフ・アロン(25才)柔道男子100kg級・金メダル
2000年シドニー五輪以来、21年ぶりに同級を制覇したウルフ選手。自身のインスタグラムで#柔道家兼料理家と名乗るほどの料理男子だ。体さばきと魚さばきはいっしょという名言とともに、シマアジと石鯛をさばいてお造りにするなどプロ顔負けの仕事ぶり。
●本多灯(19才)競泳男子200mバタフライ・銀メダル
試合前にもアニソンやボカロを聴いていうという本多選手。プラモデル作りも趣味で、自身のインスタグラムにはガンダムへの愛があふれる。休日にはアニメを見たり、プラモデルを作ったりとインドアに過ごすことが多い。
●堀米雄斗(22才)スケートボード男子ストリート・金メダル
新競技で初代チャンピオンに輝いた堀米選手は、スケートボードの本場アメリカが拠点。人気はメジャーリーグの大谷翔平選手に匹敵するほどといわれ、12社のスポンサーと契約している。去年、ロサンゼルス郊外に庭を含めると1800平方メートルの大豪邸を立てた。
●五十嵐カノア(23才)サーフィン男子・銀メダル
日本人の両親のもと、アメリカで生まれ育ったため英語が母国語だが、日本語も堪能。さらにポルトガル語、スペイン語、フランス語の5か国語を操るマルチリンガルで、飛び級制度を使って15才で高校を卒業したという秀才だ。
●土井レミイ杏利(25才) ハンドボール男子
主将を務めた土井選手は、動画投稿アプリ「TikTok」では“レミたん”の名で知られている。マイナーなイメージのある競技普及のためになればとSNSを始めたところ、ユニークな動画でフォロワー240万人超の人気者に。
●金井大旺(25才) 陸上男子110mハードル
2018年には14年ぶりに日本記録を更新した、前日本記録保持者。実家は歯科医院で、幼い頃から「医療従事者になりたい」という夢を持っていたという。歯科医師を目指すために、この五輪を最後に引退することを表明している。
写真/アフロ、時事通信社
※女性セブン2021年8月19・26日号