芸能

セカオワFukase 映画関係者も驚き「歌手兼俳優」の中で断トツ演技力

映画に出演しているFukase

演技力が評価されているFukase

「来年3月の日本アカデミー賞新人俳優賞は、異例の新人が受賞するかもしれませんよ」

 ある映画関係者がそうささやくのは、男女混合4人組バンド「SEKAI NO OWARI」(通称・セカオワ)のボーカルで、6月公開の映画「キャラクター」で俳優デビューしたFukase(35才)についてである。

 7月末、Fukaseは都内でバンドメンバーとの収録を終えると、マスクやハットも含めて全身黒ずくめの服装で、まるで劇中での謎の殺人犯のようにミステリアスな格好で、帰りの車に乗っていった。

 菅田将暉(28才)主演の「キャラクター」では、天才的な殺人犯を不気味にエキセントリックに演じた。その芝居が関係者の間で高評価を得ている。

 村瀬健プロデューサーから、2年も前から熱烈オファーを受けて、悩んだ末に出演を決断。芝居のワークショップで1年間のレッスンを受けて、友人の神木隆之介(28才)にもアドバイスをもらうなどをして、満を持して俳優業に臨んでいた。

 前出の映画関係者は「共演者は、菅田さんに加えて、高畑充希さん(29才)、中村獅童さん(48才)に小栗旬さん(38才)と演技派ぞろいでした。それでも『もしかして地なのでは』と噂になるほど、サイコパスな芝居で強烈な存在感を残しました」と振り返った。

 ファンや周囲からも好評だった模様で、Fukase本人も舞台あいさつでは「演技だとハッキリ言っておきます! 1年半練習しました。こんなに風評被害が出るとは思っていなかったし、普段は虫も殺さないんです」と、苦笑いで弁明したほどだった。

 主演の菅田からも「台本の読み合わせのときから、シーンに合わせて声色を使い分けられていた」と絶賛された。表情や仕草だけでなく、声まで褒められるあたりは、歌手の面目躍如といったところだ。

 古くは、ザ・ロッカーズの陣内孝則(62才)や「BINGO BONGO」のユースケ・サンタマリア(50才)ら、バンドのボーカルから俳優に転身した人は数多い。しかし「ミュージシャンとしてドームツアーをするほどに大成功を収めてから、役者に挑戦した人は稀です。ともすればバンドの経歴を汚すリスクがありますから」(前出・映画関係者)

関連記事

トピックス

会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《極秘出産が判明》小室眞子さんが夫・圭さんと“イタリア製チャイルドシート付ベビーカー”で思い描く「家族3人の新しい暮らし」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日の親子スリーショット》小室眞子さん出産で圭さんが見せた“パパモード”と、“大容量マザーズバッグ”「夫婦で代わりばんこにベビーカーを押していた」
NEWSポストセブン
ホームランを放ち、観客席の一角に笑みを見せた大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平“母の顔にボカシ”騒動 第一子誕生で新たな局面…「真美子さんの教育方針を尊重して“口出し”はしない」絶妙な嫁姑関係
女性セブン
六代目体制は20年を迎え、七代目への関心も高まる。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
《司忍組長の「山口組200年構想」》竹内新若頭による「急速な組織の若返り」と神戸山口組では「自宅差し押さえ」の“踏み絵”【終結宣言の余波】
NEWSポストセブン
1985年、初の日本一は思い出深いと石坂浩二さんは振り返る(写真/共同通信社)
《阪神ファン歴70数年》石坂浩二が語る“猛虎愛”生粋の東京人が虎党になったきっかけ「一番の魅力は“粋”を感じさせてくれるところなんです」
週刊ポスト
第1子を出産した真美子さんと大谷(/時事通信フォト)
《母と2人で異国の子育て》真美子さんを支える「幼少期から大好きだったディズニーソング」…セーラームーン並みにテンションがアガる好きな曲「大谷に“布教”したんじゃ?」
NEWSポストセブン
俳優・北村総一朗さん
《今年90歳の『踊る大捜査線』湾岸署署長》俳優・北村総一朗が語った22歳年下夫人への感謝「人生最大の不幸が戦争体験なら、人生最大の幸せは妻と出会ったこと」
NEWSポストセブン
漫才賞レース『THE SECOND』で躍動(c)フジテレビ
「お、お、おさむちゃんでーす!」漫才ブームから40年超で再爆発「ザ・ぼんち」の凄さ ノンスタ石田「名前を言っただけで笑いを取れる芸人なんて他にどれだけいます?」
週刊ポスト
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
「よだれを垂らして普通の状態ではなかった」レーサム創業者“薬物漬け性パーティー”が露呈した「緊迫の瞬間」〈田中剛容疑者、奥本美穂容疑者、小西木菜容疑者が逮捕〉
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で「虫が大量発生」という新たなトラブルが勃発(写真/読者提供)
《万博で「虫」大量発生…正体は》「キャー!」関西万博に響いた若い女性の悲鳴、専門家が解説する「一度羽化したユスリカの早期駆除は現実的でない」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《美女をあてがうスカウトの“恐ろしい手練手管”》有名国立大学に通う小西木菜容疑者(21)が“薬物漬けパーティー”に堕ちるまで〈レーサム創業者・田中剛容疑者、奥本美穂容疑者と逮捕〉
NEWSポストセブン
前田健太と早穂夫人(共同通信社)
《私は帰国することになりました》前田健太投手が米国残留を決断…別居中の元女子アナ妻がインスタで明かしていた「夫婦関係」
NEWSポストセブン