夏は肌の露出が増える時期。美肌を誇る女性芸能人は、どのようなスキンケアをしているのか? 自身のファイナル公演のパレードに、約1万人のファンが集まったという逸話を持つ元宝塚歌劇団の男役トップスター、真琴つばさ(56才)。退団後も舞台やミュージカルに引っ張りだこのため、メイクや強い照明にさらされて、肌へのダメージも大きそうだが……。
「それが不思議なことに、公演中の方がふだんより肌の調子がいいんです。念入りに化粧落としをするせいもありますが、いちばんは、人に見られている緊張感が肌にいい作用を及ぼしているんじゃないかと思っています」(真琴・以下同)
もともと肌は丈夫で、乾燥もないという。日常のスキンケアを聞いてみると、洗顔は1日1回、気が向いたときに。そして、日中に化粧水、夜は美容オイルと美容液をつける程度だという。「この放任主義が、かえって肌のためにはいいのでは? と思う半面、もう少し手をかけた方がいいかなとも……」と笑う。最近のお気に入りは、百貨店で見つけた『若草ナチュラル』という自然派ブランドだ。
「ハーブ系の香りが苦手な私ですが、ナチュラルなローズの香りにハマりました。いまはこのブランドをメインに、時折、ほかの製品を使うようにしています。私の持論ですが、同じものを使い続けていると肌が慣れてしまうので、たまに違う刺激を入れてからお気に入りに戻すと、効果が持続する気がします。このような超シンプルなお手入れですが、人からは『小じわが少ないね』と言われるんです」
いろいろなものをつけないかわりに、命をかけているのが、“落とす”ことだ。
「宝塚時代から【1】クレンジングクリームでメイクを浮かせ、【2】ティッシュペーパーで簡単に拭いてから、さらにクレンジングローションで拭き、【3】最後に水を含ませたコットンで残った汚れをきれいに拭き取る、という3段階方式を続けています。
拭き取るときもこすらず、優しく押さえる程度に。実家が化粧品店だったので、一応ノウハウは知っていました。きれいに落とせたら、それ以上は手をかけない。美容液をつけることを忘れ、あとであせることも(笑い)」
エステに行くこともあまりない彼女だが、自宅でしているセルフケアがあるという。
「洗顔後、浴槽につかりながら乳液で顔をクルクルとマッサージするんです。特に凝りがたまっている眉間あたりをさすると、眉間が喜んでいるのがわかるんです! 猫と一緒ね(笑い)」
雑誌を読みながら数分間マッサージをして、シャンプーのときに一緒に流すだけ。
「凝っているときの方が、喜びが大きいので、1か月に1回くらいがベストなタイミングですね」