東京五輪だけでなく、テレビ番組でも爪痕を残したメダリストがいる。ボクシング女子フェザー級で日本女子初の金メダルという快挙を達成した入江聖奈選手(20)だ。五輪を取材したスポーツライターが語る。
「今大会はコロナ禍の開催で感謝を述べる選手が多く個性的な“名言”がなかなか生まれなかったが、その中で光っていたのが入江選手です。『何回もほっぺをつねったんですけど、夢みたいで多分、今も夢の中な気がします』『今日だけはトノサマガエルになれた』と独自のワードセンスを披露。多くの人に印象を残しました」
貴重なスターをテレビ局も放っておくわけがなく、さっそく8月8日、『サンデー・ジャポン』(TBS系)に入江選手が単独で出演した。番組では日本体育大学3年生の入江選手が心理学のゼミで「浮気の境界線」について研究していることを取り上げた。
入江選手は、「アンケートをさせてもらって、結果は浮気と思い始めるラインが、異性と毎日どうでもいいLINEとか電話をすると一気に浮気の認定度が上がる」と淀みなく説明すると「皆さん、気を付けてほしいです」と呼び掛けて、スタジオは爆笑に包まれた。
キー局の情報番組プロデューサーが語る。
「すでに即戦力として目をつけた番組も多いようです。話し方はおっとりとした天然キャラで嫌味がない上に、浮気の研究までしているとなればテレビでの需要はさらに大きい。スポーツ系バラエティだけでなく、異色の『浮気研究家』として情報番組・ワイドショーからもオファーが殺到しそうです」
入江選手は大学いっぱいでボクシングを引退し、就活すると宣言している。浮気評論家への転身なら即内定か?
※週刊ポスト2021年8月27日・9月3日号