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筒香嘉智パイレーツ入り、日本復帰はまだ早い 古巣DeNAも選手層厚い

ピッツバーグ・パイレーツ入りが決まった筒香嘉智(時事通信フォト)

ピッツバーグ・パイレーツ入りが決まった筒香嘉智(時事通信フォト)

 ロサンゼルス・ドジャース傘下の3Aオクラホマシティを自由契約となった筒香嘉智外野手のピッツバーグ・パイレーツ入りが決まった。2019年オフ、筒香は横浜DeNAベイスターズからポスティングでタンパベイ・レイズへ移籍。2年契約を結んだが、今年5月に事実上の戦力外に。ドジャースへ移籍したものの、打率1割2分、0本塁打、2打点と結果を残せなかった。降格した3Aオクラホマシティでは43試合で打率2割5分7厘、10本塁打、32打点だった。プロ野球担当記者が話す。

「筒香は日本にいた頃から変化球には強いが、速球に手こずることもある打者でした。その弱点がメジャーで露呈している。しかし、相当な覚悟を持って渡米しており、簡単には諦めないでしょう。メジャーではまだ通用していないが、3Aとはいえ43試合で10本塁打は立派な数字。徐々に弱点を克服し、いずれメジャーで打てるようになる可能性は十分にある」(以下同)

 筒香が自由契約になると、日本球界復帰の話題も持ち上がる。同じ時期に渡米した山口俊は今年メジャーで活躍する夢を断念し、巨人に復帰した。

「山口は7月で34歳になりましたし、早めに見切りをつけないと燻ったまま終わってしまう。あきらめることも大事な決断です。ただ、筒香はまだ29歳ですし、アメリカでの経験が今後の野球人生につながると確信しているのでしょう。まだまだ日本復帰は早い。メジャーだろうが、3Aだろうが、納得できるまでアメリカで続けるはずです」

 筒香という軸が去ったDeNAは戦力が弱体化すると思われたが、昨年アレックス・ラミレス前監督は佐野恵太を抜擢。前年まで主に代打だった佐野は、筒香と同じ『4番・レフト』の定位置に座って首位打者を獲得した。今年は途中から3番としてチームを引っ張っている。

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