「歩くのも話すのもだいぶゆっくりになり、往年の雰囲気ではありません。けれど本人はいたって元気。これからが人生の第二ラウンドだ、なんて言っているくらいですよ」(みのの知人)
みのもんた(76才)が8月22日に喜寿を迎える。
「1週間で最も長時間テレビの生番組に出演する司会者」として’08年をピークにエンタメ界を盛り上げたみのだが、今年3月に『朝からみのもんた』(読売テレビ)が終了、レギュラー番組はゼロになった。
「みのさんはタレント業のほか、家業の水道メーター会社の社長も務めていましたが、それも昨年末、退任しています」(前出・みのの知人)
そんなみのが、今年6月に刊行した書籍『終活なんか、するもんか』(朝日出版社)に気になる記述がある。2012年に亡くなった妻の靖子さん(享年66)は、何を誰に残すか全てを明記し、「生前整理」をしっかり終えて旅立っていた。それを真似て、みのも思い出の品を整理し始めたというのだ。
「残された家族に迷惑をかけないようにするためという目的のようでした。出演した番組の録画や新聞、週刊誌の記事、手紙などから処分し始め、最後には奥さんや両親など、家族の写真をデータ化など一切することなく、全て焼却炉で燃やしてしまったそうです」(テレビ局関係者)
これには周囲が驚いた。
「みのさんは周囲に相談することなく、思い出の品を一切合切燃やしてしまったのですから。いくら生前整理とはいえ、自分の生きてきた痕跡を全て消し去るような行為にあ然としました」(別のみのの知人)
思えば、みのの生前整理は、いつも極端だった。彼には、靖子さんが亡くなった後に身の回りの世話をしてくれる女性Aさんという存在ができた。前出の書籍にもこう記している。
《大変僕によくしてくれる素敵な女性とときどき食事デートを楽しんでいます。自宅で妻の面影と語り合う時間も、外で彼女と語り合う時間もどちらも今の僕にとっては必要なんです》