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カレー専門店の有名店主が教える思い出の最高カレーと再現レシピ

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田中源吾さんの原点の味「昭和の印度風ポークカリー」

 日本の国民食であるカレー。日頃からオリジナルカレーを楽しんでいるという人も多いだろうが、カレー専門店の店主はいったいどんな“最高カレー”のレシピを持っているのだろうか──。

 創業65年、インドカレーの老舗「デリー」の3代目で、カレーとインド・パキスタン料理への研鑽を重ねる日々を綴ったブログが人気なのが、田中源吾さん。

 そんな田中さんが、50年近く前に食べて、衝撃を受けたのが、「印度風カリーライス」。東京・三越前にあった蔦が絡むカレー店の、知る人ぞ知るメニューだった。

「のちに『デリー』の婿養子となった私の原点。“迷ったときはあれを食べなさい“と義父母も言っていました。このレシピでほぼ完成ですが、マイナーチェンジすることも」(田中さん)

 その「印度風カリーライス」のレシピを教えてもらった。

「昭和の印度風ポークカリー」
●材料(5~6人分)
豚バラ肉… 800g、玉ねぎ…1.5個、じゃがいも…2個、にんじん…1/2本、にんにく(すりおろし)…70g、カレー粉…20g、チリペッパー…5g、
A[にんじん(すりおろし)…60g、トマトジュース(無塩)…200ml、ローレル(ホール)…2枚、水…1.2~1.5リットル]、
コンソメスープの素(顆粒)…25g、うま味調味料…小さじ1、サラダ油…大さじ1、塩…適量

●作り方
【1】豚肉は一口大に切る。玉ねぎ1個はスライスする。玉ねぎ1/2個、じゃがいもはくし形に切る。にんじんは乱切りにする。
【2】鍋にサラダ油を中火で熱し、スライスした玉ねぎを入れて色づくまで炒める。にんにくを加え、香りが出たらカレー粉、チリペッパーを加えて弱火で1〜2分炒める。
【3】豚肉を加えてよく炒め合わせ、馴染んだら[A]とコンソメの半量を加え、沸騰したら弱火にして30分ほど煮る。にんじん、じゃがいもを加え、弱火でさらに30分ほど煮る。
【4】具がやわらかくなったら、くし形に切った玉ねぎ、残りのコンソメ、うま味調味料を加えて5分ほど煮る。味を見て足りなければ塩で味を調える。

※もし苦味を感じるようなら、砂糖(分量外)をひとつまみ加えるとよい。

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