コロナ禍でまた1人、名優がこの世を去った。世界的アクション俳優として知られている千葉真一さんが、8月19日新型コロナウイルス感染症による肺炎で死去した。あまりに突然の出来事に多くの人が驚き、そして悲しんだ。千葉さんをしのびつつ、偉大な功績を振り返る。
●1962年『恋と太陽とギャング』
本間千代子(76才)と千葉さんは本作で兄妹役を演じた。東映に入って間もない本間と写るこの写真では、互いにまだあどけなさが残る。
●2003年『キル・ビル』
代表作の1つとしてあげられるこの作品は、同じアジアにルーツを持ちながら世界で活躍し続けている千葉とルーシー・リュー(52才)が中心的役柄を演じた。
●同、『キル・ビル』
当時高校生の栗山千明(36才)は、殺し屋・GOGO夕張役でハリウッドデビュー。作品の中でも着用している制服姿で実の親子のようなツーショットも見せた。
●同、『キル・ビル』
クエンティン・タランティーノ監督(58才)もファンと公言する彼の代名詞である剣術。本作ではタランティーノ監督の前で剣術指導を行い、演出面でも携わった。
●1980年『影の軍団』(関西テレビ)
撮影現場では、共演者と弁当を食べながら仲むつまじく過ごす様子なども見られた。千葉さんのほか、橋爪功、伊原剛志、まだ駆け出しだった頃の石田純一などの姿もあった。
●1994年『THE WAY THINGS ARE』
映画の公開パーティーに、千葉さん、野際さん、真瀬樹里(46才)の3人が仲よく白色の洋服に身を包んで出席。ニッコリと微笑む姿からは幸せな雰囲気を醸し出していた。
●1978年『柳生一族の陰謀』
両手に刀を持ちながらの難しい殺陣の演技を見事に披露した千葉さん。斬りかかってくる相手を睨むなど迫真の演技が随所に見られた。
写真/『女性セブン』写真部、アフロ、時事通信社、共同通信社
※女性セブン2021年9月9日号