8月27日発売の「週刊ポスト」は、残暑を吹き飛ばす爽快特大号。大反響の「断薬のすすめ」シリーズでは、薬剤師会が公表した多剤処方の弊害と減薬・断薬のよる改善事例を詳しく紹介する。コロナ禍でパラリンピックが始まったが、生徒・児童の観戦も軒並みキャンセルになり、その一方で組織委員会と政府は、またも「40人大歓迎会」を開いて(しかも事前に明らかにせずこっそりと)国民の怒りを買っている。責任者たちの無能ぶりを見るにつけ、国民ひとりひとりの自覚と自衛が大事だと痛感させられる。69人の死者を出した沖縄の巨大クラスターの現場ルポほか、総力取材でコロナの「いま」を伝える。
今週の見どころ読みどころ
◆69人死亡「沖縄巨大クラスター」全真相
沖縄県の「うるま記念病院」では、国内最大のクラスターが発生し、すでに69人が亡くなった。認知症の高齢者が多い病院でクラスターが発生した場合の対処の難しさが浮き彫りになったが、これは他の施設でも起き得る事態だ。現地取材と専門家の分析により、どのような施設や施策が危険なのか検証した。エレベーターが1基しかない、窓が開けられないなど特有の問題も浮上した。
◆20代女性「ワクチン接種2日後から大量の抜け毛でハゲた」衝撃体験
1回目のワクチン接種直後から抜け毛が増えて、ついにほとんどの髪の毛が抜け落ちてしまうという衝撃体験をした女性が、これまでの経過を詳細に明かした。専門家はワクチンとの因果関係は不明としつつも、まれに起きる自己免疫疾患が関係しているのではないかと推測した。この女性は悩んだ末に2回目接種も受けたという。
◆<カラーグラビア>YouTuber「儲けのカラクリ」
いまや小学生の「憧れの職業」といえば、男子も女子もYouTuberがトップ争いだ。Hikakinやはじめしゃちょーといったトップクラスになると、十億単位の収入を得ていると言われる。でもどうやってそんなに稼いでいるのか、実は詳しい仕組みは知らない人が多いのではないか。改めて「YouTuberというお仕事」を詳しく分析し、本当に儲かるのか、どうすれば成功するのかを探る。さらに、生島ヒロシ、ヨネスケほか16人の著名人が、お気に入りのチャンネルを熱くプレゼンする。
◆河野太郎はこのまま「総理になれない一族」で終わるのか
自民党総裁選の日程が決まったが、国民人気の高い河野太郎氏は出馬しない見通しだ。父の洋平氏、祖父の一郎氏も政界の重鎮でありながら総理になれなかった。「一族の宿命」は続くのか。洋平氏と政治活動をともにした経験を持つ山口敏夫氏、亀井静香氏らが「動けない河野太郎」の心象風景を推測した。
◆日本企業を甦らせた「捨てる経営」
看板事業を手放すことで鮮やかな復活を遂げた企業に焦点を当てる。VAIOを手放したソニー、パソコンや携帯をやめたNEC、アリナミンAやベンザエースAを売却した武田薬品など、主力事業や商品を「捨てる」ことで新たな道を切り開いた実例を集めた。
◆中田翔の巨人移籍は「あのスキャンダル」の恩返しだったのか
日本ハムで暴力事件を起こして無期限出場停止処分を受けながら、電撃トレードで巨人に移籍して出場を続ける中田翔。その処遇には批判も多く聞かれるが、球界関係者は「巨人が日本ハムに恩返しした」と噂している。13年前、やはり原政権だった巨人では、主力選手だった二岡智宏と林昌範が立て続けに女性絡みのスキャンダルに見舞われ、二人そろって日本ハムに移籍して選手生命をつないだことがある。さらには原監督のGM就任も取り沙汰されて……
◆小林麻耶が「陰毛処理」を告白した理由
フリーアナウンサーの小林麻耶は、整体師の夫との離婚協議が報じられているが、そのさなかに「陰毛処理」を受けていることを告白した。本人は「介護脱毛」だとしている。将来、介護を受けることになった場合、陰毛に排泄物が付着して介護者の手を煩わせることがないよう、若いうちにレーザー脱毛しておくことだ。まだ42歳の彼女だが、すでに老後の準備を始めたということなのか。
◆<袋とじ>巨匠・代々木忠が引退宣言「さらば愛しきアダルトビデオ」
日本で「アダルトビデオ」が作られ始めた1980年代から業界を牽引してきた「AV界の黒澤明」こと代々木忠・監督が本誌で引退宣言した。常に「自分の今していることが娘にちゃんと説明できるのか」と自問してきたという代々木氏は、引退の理由を「コロナ禍ではもう撮れないと思ったわけです。どうしても濃厚接触になるでしょう」と説明した。自薦の思い出作品解説に加え、笑福亭鶴瓶、田原総一朗、三枝成彰、西川美和の各氏が「ヨヨチュー作品」の思い出を語る。
◆千葉真一のここに痺れた!
コロナ感染で亡くなった俳優・千葉真一の追悼特集。俳優・谷隼人、脚本家・高田宏治、映画史・時代劇研究家・春日太一、俳優・若山騎一郎の各氏が思い出深い出演作を挙げて千葉の偉業と素顔を振り返る。
◆昭和の大物たちのタバコ姿はカッコよかった
いまや喫煙者はどこに行っても肩身の狭い思いをしているが、かつては「カッコいい男」の必須アイテムという時代もあった。鬼籍に入った昭和の大物たちが、どんなタバコ姿を見せていたのか、縁ある人たちが振り返る。永六輔、石原裕次郎、田中角栄、野村克也、志村けん、筑紫哲也の知られざるエピソードが明かされる。
◆<カラーグラビア>四国ものがたり観光列車の旅
コロナ禍の出口が見えず、この夏も旅行は控えた国民が大半だったが、この未曽有の危機を脱したなら是非行ってみたい列車の旅を誌上ガイド。名勝と料理と優雅な時間に癒やされる四国の旅路を、徳島出身のグラビアアイドル・園都さんが紹介する。
◆<お金と健康大特集>人生を締めくくる手続き&断薬の実例集33
今号のメイン特集は2本立て。人生の最終章を有意義に過ごし、残された家族も幸せになれる終活&相続手続きを「死ぬ前10年」と「死後5年」に分けて詳説。大好評の断薬シリーズでは、日本病院薬剤師会が精査して公表した33の断薬事例をもとに、薬のやめ方とその効用をさらに掘り下げる。
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