8月25日、西武は佐々木健投手(25)に対し、新型コロナウイルスの感染防止対策で同居する家族以外との会食を禁止するなどのルールに違反したとして、1か月の対外試合出場禁止処分を科したことを公表した。
佐々木は昨年のドラフト2位でNTT東日本から入団。2年連続都市対抗野球に出場し、即戦力サウスポーとして期待されていたが、これまで5試合に登板して勝ち星はなく、防御率は8点台。7月2日のオリックス戦では、わずか3球で危険球退場となり、NPB史上初“先発投手が打者1人で退場”という不名誉な記録を残すなどプロの壁に苦しんでいる。
西武は違反の内容として「同居家族以外の知人女性との長時間の面会、行動記録の提出が義務付けられている中で未提出および記載漏れ」としている。
12球団はこれまで感染防止対策違反を犯した選手に厳しい処分を科してきた。記憶に新しいのが元・ロッテの清田育宏。今年5月に無期限謹慎が解除された直後に女性と外出していたことが『フライデー』に報じられるや契約解除となった。西武も昨年、無断でゴルフに出かけた佐藤龍世(現・日本ハム)と相内誠(2020年オフに戦力外通告)に無期限対外試合出場禁止処分を科している。
だが、西武担当記者によると「今回、佐々木は自ら違反を球団に報告した」という。
「佐々木は知人女性と交際を巡ってトラブルになっていた。佐々木の応対に不満を感じた女性から“ホテルで会っていたことを球団に伝える”と言われ、騒動になることを恐れた佐々木が球団に伝えたそうです」(西武担当記者)
事情を知る球団関係者が後を引き取る。