本人をよそに賛否を呼んでいる。ロックバンドKing Gnuのボーカル&キーボードの井口理(さとる=27才)が、YouTubeの配信連続ドラマ「GOSSIP BOX」(9月24日スタート)で、ドラマ初主演をすることが発表された件だ。
元グラビアアイドルで、ロックバンドDragon Ashの降谷建志(42才)の妻・MEGUMI(39才)の初プロデュースドラマで、密室に閉じ込められた男女4人の謎解き脱出ゲームが主題となる、クライム・コメディー作品だ。
井口は「きっかけは何の変哲もない居酒屋でのよくある会話からでした。佐々木(豪)監督と(共演者の)吉村界人と3人、『何かおもしろいことやろうぜ』という一言から」だったと、説明。発案者の1人でもあるだけに、コメントからも意欲が溢れている。
ところが、発表直後からは、ファンの間で賛否が大きく分かれた。
SNS上では、「もっと上を目指せる。(バンドで)海外進出してほしかったのに」や「俳優業に色気を出すなんて」と否定的なものもあれば、「もともと俳優もやっていた」「昔から演劇で舞台に立ってるし」と歓迎するコメントも多く挙がった。
井口が、King Gnuのメンバー常田大希(29才)とともに東京藝術大学音楽学部出身で、声楽科を卒業(※常田は器楽科中退)したのは有名だが、在学中には演技も学んでいた。2015年には、東京・中野の小劇場で、世界的ミステリー小説家アガサ・クリスティの作品に出演するなど、地道にキャリアを積んでいた。バンドのミュージックビデオでも芝居を披露して、昨年公開の山崎賢人主演映画「劇場」にも出演。この夏もジャニーズWEST重岡大毅主演のTBS系連続ドラマ「#家族募集します」にゲスト出演していた。
井口本人は、過去の取材で「音楽活動も俳優業も両立していきたい」と明言もしている。それでも否定的な声も聞かれるのは、なぜか。