モデルのemma(27才)の新型コロナウイルス感染が、所属事務所から発表されたのは8月24日。23日に発症したとのことだが、彼女の感染が音楽関係者の間で大きな騒動になっているという。
ある彼女の友人は「実はemmaさんは、今年4月に交際が報じられたKing Gnu常田大希さん(29才)のステージを見るために、フジロック・フェスティバル(8月20~22日)に参加していたんです。このことを知っている音楽関係者もいますが、発表しにくい状況なんです」と明かした。
彼女をフェスで目撃したという音楽関係者が語る。
「彼女の姿は数年前からフジロックで見かけています。今回は一般客ではなく、関係者枠で来場していました。コロナの潜伏期間は平均4~5日と言われていますが、emmaさんがフジロックで感染した可能性がゼロだと断言できないでしょう。今後、運営側のスタンスが問題視されるかもしれませんね」
バツが悪かった。同じ24日。フジロックの公式サイトは「現在のところ、会期中の会場においては、ひとりの陽性者も確認されていないことを、まずはご報告させていただきます」と、陽性者ゼロを強調するコメントを出していたからだ。
あるレコード会社関係者は「コロナ感染自体は、もはや致し方ないところ。厳重に予防をしていても感染する例もありますから。ただ、フェス終了直後に陽性者ゼロを断言してしまうのは、急ぎすぎたのではないか。“会期中以外に発症しても我々とは無関係”、というスタンスなんでしょうが、潜伏期間を考慮するなど、もう少し正確な調査結果を公表すべきだったという声はあるようです」と残念がった。
フジロック側は可能な限りのコロナ対策はしていた。実際、アルコールは禁止され、一部の客を除き、ほとんどの人が密を回避し安全なライブ鑑賞に努めていた。しかし、そもそも3万5000人以上も集めるイベント。自主性に委ねる新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の登録などは、100%にはならないし、感染対策には限界はある。
前出のemmaの友人は、「彼女は常田さんに迷惑は絶対にかけられないと、フジロックに行く前から外出を控えるなど感染対策を徹底。現地でも関係者席からは出ず、一般客とは触れ合わないようにしたりと、とにかく気をつけていた。彼女がどこで感染したかはわかりません。ただ、フジロック側がすぐに“陽性者ゼロ”と発表したことで、彼女に限らず、真実を明かしにくくなったとは感じています」と語る。
一方で、ほかのフェスの多くが中止になったこと、緊急事態宣言中で感染拡大が収まらないことで、フジロックの開催可否については、多くのメディアで賛否両論が飛び交う注目度だった。
「開催した以上は、仮に感染者が出たとしても毅然と受け止める覚悟で良かったのでは。無事や成功をことさら強調しようとの主催側の力みから、“勇み足”をしてしまった感が否めない」(前出・レコード会社関係者)