8月末の平日昼下がり、都心の高級マンションからタンクトップにハーフパンツ姿の精悍な男性が出てきた。
歩道でスケボーに乗り、軽やかに疾走するのは伊勢谷友介(45)。昨年9月8日に大麻取締法違反容疑で逮捕されてからちょうど1年。この間、昨年12月には東京地裁で懲役1年・執行猶予3年の判決が言い渡されていた。スケボーに乗る引き締まったその体からは、表舞台から遠ざかっている間もストイックな生活を続けていた様子がうかがえる。
「逮捕後しばらくは親族宅に身を寄せており、今年の春先に自宅に戻ったと聞きます。事務所は解雇され、自身が立ち上げた会社『リバースプロジェクト』の代表取締役も辞任した。いまは特に活動はしていないようですが、筋トレだけは欠かさずやっていたのでしょう。彼は自室にトレーニングルームを作るくらいの筋トレマニアなので」(伊勢谷を知る芸能関係者)
スケボーは逮捕前からハマっており、「撮影現場にもボードを持っていくほどだった」(同前)という。東京五輪で金メダルを取った堀米雄斗ばりのトリックこそないものの、目下のブームで乗り始めた“にわか”ではないようだ。
気になる今後については、今年4月、『週刊文春CINEMA!』のインタビューでこう語っていた。
「ご迷惑をお掛けした方への償いができたことが大前提ではありますが、もし許されるなら、俳優として活動したいという思いはあります」
8月に映画『翔んで埼玉』(2019年公開)の続編制作が発表され、前作で主要キャストを務めた伊勢谷が続投するのかSNS上では話題になったが、現実は厳しい。
「スポンサーへの配慮もあり、全国ロードショーするような作品にキャスティングされる可能性は、まずないでしょう。もし出演がありうるとしたら、最初はNetflixなど動画配信サービスの作品です。2019年に麻薬取締法違反容疑で逮捕されたピエール瀧(54)も、 Netflix 独占作『全裸監督2』に出演している。ネット動画配信の世界は、『会員が自分の意思で取捨選択して見るもの』という認識なので、自主規制はほとんどない」(芸能ジャーナリストの三杉武氏)
自宅から出てきた伊勢谷を直撃すると、「すいません、いまは私の口からお話できることはないんです……」と話し、スケボーで颯爽と去っていった。
復帰の舞台はどこになるのだろうか。