東京五輪の閉・開会式を実況で盛り上げたNHKアナウンサーたちは、まさに“公共放送の華”だ。その存在感や声、人柄などの独特な魅力について、芸能界きっての「NHKアナファン」であるテリー伊藤氏(71)、生島ヒロシ氏(70)、永島敏行氏(64)が語り合う。今回は、先日、入籍も発表した桑子真帆アナ(34)について。(全4回の第2回)
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国民投票したら1位
永島:生島さんは桑子真帆アナ(34)も絶賛しているとか。
生島:彼女はとにかくフレンドリー。たまに言い間違いをしたりもするけど、僕は自分が結構やらかしちゃうタイプだから親近感があります。和久田麻由子アナ(32)も素敵だけど、愛嬌があって人間っぽい桑子アナが大好き。つい先日、小澤征悦さんと結婚しましたけどね。
テリー:親しみやすさで言えば確かに和久田アナに勝るかな。息子のお嫁さんにするとしたら、完璧な和久田アナよりも愛嬌のある桑子アナを選ぶという人は多いかもしれない。国民全員が参加して、「好きな女子アナ総選挙」をしたら、桑子アナが1位になるかも。
生島:その面で言えば、桑子アナはバラエティ向きだと思います。やはり桑子アナと言えば『ブラタモリ』でタモリさんと仲良く歩いていたあのイメージなんですよ。街ゆく人にも「桑子アナ、垢抜けたね」なんてイジられたりして(笑)。天然なところもあるから、一緒にいて楽しくて飽きないでしょうね。お酒の付き合いも良さそうだし。
テリー:でも芯はしっかりしている。その部分をあえて見せない。
生島:その通りです。実は硬軟併せ持つ人なんですよ。突拍子もない例だけど、もし桑子アナが学校の先生だったら、優等生も不良もみんなついていくと思う。真面目に進路相談しつつ、バカ話もできる。カラッとした太陽みたいなイメージ。
永島:僕は『おはよう日本』に出ている桑子アナが好きですね。朝起きて寝ぼけた状態で彼女の顔を見ると、何となくほんわかとします。もうすっかり朝の顔として定着したのではないでしょうか。
生島:今では老若男女を問わずファンが多いもんね。おばあちゃんのファンも多いみたい。
テリー:だけど僕がやはり朝に見たいのは、和久田アナ。今はコロナで重いニュースが多くて、夜の報道番組はトーンが低くなるけど、朝は「おはようございます! お仕事頑張ってください」って姿勢だから元気が出る。夜の彼女にはどうしても笑顔が足りないから、僕は“朝まゆ”派です(笑)。
【プロフィール】
テリー伊藤(テリー・いとう)/1949年生まれ。演出家。日本大学経済学部卒業後、テレビ番組制作会社『IVSテレビ制作』に入社。『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)、『ねるとん紅鯨団』(フジテレビ系)などのヒット番組を手掛けた。『出禁の男テリー伊藤伝』(イースト・プレス)が発売中。
生島ヒロシ(いくしま・ひろし)/1950年生まれ。アナウンサー。1976年TBS入社後、ラジオ番組を振り出しに様々な番組で活躍。1989年に独立しTBSラジオ『生島ヒロシのおはよう定食・一直線』など多数出演。
永島敏行(ながしま・としゆき)/1956年生まれ。俳優。1977年に映画『ドカベン』でデビュー。1978年には映画『サード』、『事件』、『帰らざる日々』で第2回日本アカデミー賞主演男優賞を受賞。『産地発!たべもの一直線』では井上アナと司会を務めた。
※週刊ポスト2021年9月17・24日号