8月19日に窃盗と住居侵入の容疑で逮捕されたテレビ朝日社員の篠宮康希容疑者(28)が9月15日、懲戒解雇処分となったことが分かった。社内向けに発表された〈通知〉と題された文面では、解雇の理由について〈刑罰法規に照らして悪質な行為があり、会社の名誉、信用を傷つけたため〉とされている。
篠宮容疑者は今年5月末の早朝5時頃、六本木にあるマンションの部屋に侵入してワイヤレスイヤホン(約1万円相当)を盗んだとして逮捕された。犯行に及んだ際に就寝中だった住人男性が気付き110番。逃走したが、防犯カメラなどで特定されて逮捕されたという。取り調べに対しては容疑を認めており、「借金があり、現金を盗めば生活に余裕が出ると思った」と供述したと報じられていた。
篠宮容疑者は同社のビジネスソリューション本部に所属しており、バラエティ番組のディレクターなどの業務に携わっていた。今回の処分についてテレビ朝日の30代男性社員は「明るくて社交的な人でした。会社の処分が思っていたよりも早く処分が決まったので驚いている」と語った。
詳細はまだ明らかにされていないため、真相究明が待たれる。