10月スタートのドラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)に、宮沢りえ(48才)が出演する。実に17年ぶりの民放連ドラで、秋元康氏企画・原案で西島秀俊(50才)の妻役として出演する。
「8月中旬から撮影に入っています。りえさん、連ドラのブランクはまったく感じさせず、それどころか積極的な雰囲気すらある。いままでは撮影現場でプライベートの話題はNGという空気でしたが、今回は夫の森田剛さん(42才)や娘さん(12才)の話をするんですよ」(ドラマ関係者)
りえに連ドラ出演をオファーするのは、ドラマ関係者の中ではNGとされてきた。
「りえさんはドラマ嫌いともいわれていました。というのも過去にドラマの成功作がないんです。スター性は類を見ないほどなのに、棒読みのアイドル演技で有名でしたから。1992年の貴乃花との婚約破棄以降は鳴かず飛ばずの時期が続き、テレビ界から干されるような形で渡米。5年ほどして帰国後、映画『たそがれ清兵衛』(2002年)に出演したときには別人のような演技力に皆が驚きました」(映画関係者)
そんな過去があってか、この20年りえは映画、舞台の仕事にこだわり、軸足をおいてきた。それがここにきてのテレビドラマ出演。周囲が驚くのも無理はない。
「娘さんがりえさんのデビューした年齢と同年代の12才になったんです。まだ小学生ですが、りえさんにとってみれば、いつどの分野でデビューしてもおかしくない年齢。そんなこともあって、このタイミングでテレビドラマにもう一度チャレンジしようと考えたのかもしれません。テレビ局にしっかり影響力をもっておくことは悪くないですからね」(テレビ局関係者)
とはいえ、長女の芸能界デビューについては、りえも長女本人もいまのところまったくその気はないという。
「ただ、絵を描くことをきっかけに何かを表現するアーティストになりたいという思いはあるそう。娘さんの絵の実力は近しい人の間では有名で、2013年には共著として絵本を出版したことも。今度は共著ではなくひとりでという考えもあるのかもしれません。そのときにはしっかりサポートしたいという思いでしょうね。
りえさん自身は、りえママ・光子さんとの一卵性母娘の関係が影響して歯車が大きく狂ってしまった時期があった。そこから這い上がるのは並大抵のことではなかっただけに、その苦労を娘さんにはさせたくないのでしょう」(前出・テレビ局関係者)
ドラマのりえにステージママのりえ──さまざまな顔の彼女が見られそうだ。
※女性セブン2021年9月30日・10月7日号